2017年06月07日

埼玉県印刷工業組合(岩渕均理事長)は5月18日午後、浦和ワシントンホテル(さいたま市)で平成29年度通常総会を開いた。議事は28年度事業報告・収支決算、監査報告、29年度事業計画案・収支予算案、借入金の最高限度額決定の件など、原案どおり承認。新年度事業では引き続き、経営革新計画、教育研修(資格取得とその活用)を中心に、会社のさらなる発展と、社員の技術向上を目指していく。また印刷会社が制作するイラスト・デザインなどの編集著作権の保護など、官公需対策事業も進める。

 
1部・総会では、岩渕理事長が「印刷業界はまだ冬の時代。例えれば〝前門のトラ、後門のオオカミ〟というところか。トラは市場全体の縮小であり、オオカミは官公需、地方自治体などによる印刷会社のデータの吸い上げである。これをされると著作権も所有権もなくなってしまう。これらの対策として社員のレベルアップに取組み、研修及び資格取得に挑戦を進めている。印刷関連資格士会を発足させ、クロスメディアエキスパート認証試験の結果は合格率全国平均28%のところ、埼玉県は38%という好結果がでた。〝全社員総活躍〟を実践してこの難局を乗り切っていこう」とあいさつした。

 

 

岩渕均理事長

岩渕均理事長

2部・講演会では、岩渕理事長が著作を読んで感銘し、自ら講演を依頼した学校法人中央情報学園未来デジタル研究所 堀切達也所長が講師に立ち「情報革命と近未来ICT社会」という演題で講演した。

 
近年のICTの展開・進化は驚異的なものがある。その中、印刷人が「知識職業人」として勝ち抜く3つの条件を示した。

 
1.暗黙知を形式知にできる能力アップ(知っていることを、文章にできる)
2.異業種交流、人工知能との協業ができる(多様性のあるプロジェクトを成功に導く)
3.2つの得意技を持つ(プログラミングとマーケティング、おもてなしの仕事と音楽)
最後に「印刷に限らずアーチストのつもりで仕事を完成させれば、人工知能に仕事を奪われることはない」とした。

 
3部・懇親会は、「47都道府県に印刷組合があるが、その手本になるような組合にしていこう。天高く乾杯!」と新井正敏顧問理事が音頭をとりスタートした。

 

 

PAGE TOP