2017年05月30日

東京都光沢化工紙協同組合(鶴田和也理事長)は、5月19日に開いた定時総会で、「関東特殊加工協同組合」に名称変更して活動することを発表した。今後、登録変更手続きなどを経て平成29年7月1日から発足の見込み。

 

今回新たに箔押業界から有志約20社が加入し、それぞれ光沢部会、箔押部会として事業を行っていく。

 

鶴田和也

鶴田和也理事長

 

表面加工や箔押、そして抜スジ加工や特殊印刷は、印刷物の付加価値を高める装飾技術として注目を集めているが、今まで後加工業者間の連携(横の繋がり)はないに
等しかった。
全日本光沢化工紙協同組合連合会(鶴田和也会長)は、日本印刷産業連合会を構成する10団体の中で唯一とも言える後加工の団体として長年その責任を担ってきたが、年々高まる後加工(特殊印刷加工)への期待と要求に応えるため、また複合化・複雑化する加工技術に対応するため、各種加工業者間の連携・協力は必要不可欠となってきている。
関東特殊加工協同組合は、隣接業界と今まで以上に幅広く連携・共生していくことを目的として、現会員である表面光沢加工業者のみならず、箔押・紙器加工など、印刷加工業の人たちに広く開かれた、後加工の総合的な業界団体に生まれ変わる。
また、東京都内の事業者にとどまらず埼玉県、神奈川県など、関東首都圏全域の業界ネットワークを構築していくとしている。
後加工に携わる企業に広く参加を呼びかけていくが、その手始めとして箔押加工業者約20社が発足と同時に加入することとなった。出版、パッケージなど印刷物の制作工程において、光沢加工と箔押・エンボス加工は隣接する工程であり、両者の密接な連絡が品質向上に大きく影響する。 両業界団体は技術面での連絡会などを重ねてきたが、デジタル印刷など今日の技術革新に対応していくには、より密接な連合体制が必要であるとの認識に達した。
関東特殊加工協同組合は、印刷・製本産業に対するサービスの向上を目指し、より多くの情報提供を行っていく。
名称 関東特殊加工協同組合
名称(英文) Specialty Effect Post-Press Association(SEPPA)
問合先=東京都光沢化工紙協同組合事務局(東京都豊島区巣鴨3の3の13の201、電話03・3576・5600)

 

 

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