2017年06月09日

東京電力パワーグリッド(東電PG)、大日本印刷(DNP)、朝日新聞社の3社は、6月1日から、東京都の上野恩賜公園において東電PGが所有する配電地上機器を活用した国内初のデジタルサイネージサービス「うえのビジョン」の共同実証試験を開始した。

 
東電PGは、サービスエリア内に約5万基の配電地上機器を保有しており、今後も無電柱化の進捗により当該機器の増加が見込まれることから、その活用方法を検討している。

 
DNPは、デジタルサイネージの配信運用に数多くの実績を持っている。さらに、高精細画像による文化遺産や美術作品のデジタルアーカイブ構築、地域と密着した平常時と緊急災害時への対応に加え、情報サービスの企画・開発等によるデジタルサイネージの付加価値を高める事業展開を推進している。朝日新聞社は、展覧会などの文化イベントの新しい告知・発信ツールの可能性を検証するため、今回の共同実施に至った。

 
実証試験では、本年6月1日から2018年5月までの間、上野恩賜公園内において、美術館や博物館、動物園等の近傍かつ公園利用者の往来が多い場所に設置されている配電地上機器1基の上部に専用デジタルサイネージを設置するとともに、機器本体へのラッピングによる情報の表示を行う。その立地を活かして、デジタルサイネージで公園内施設の案内や防災情報等、公園利用者に役立つ情報を配信するとともに、緊急災害時には、災害の発生状況や、地域の避難先である公園内に集まった帰宅困難者への情報配信を実施する。

 
今回の実証試験において、東電PGは全体の取りまとめに加え、パナソニックなどと共同で企画・開発するストリートサイネージの実証機の設置、DNPは配信コンテンツの企画制作と配信、運営、朝日新聞社は配信コンテンツの提供を行う。さらに、実証試験期間において、公園利用者に役立つ追加サービスの検討も行う。本実証試験を通じて、有用性や実現性、今後の展開の可能性について検討し、文化振興および、安全で安心なまちづくりや生活の利便性向上につなげていく。

 

 

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