2017年05月20日

 ローラ・ポイトラス監督のドキュメンタリー「シチズンフォー|スノーデンの暴露」に続き、1月にオリバー・ストーン監督の「スノーデン」が封切られ、改めて関心が集まったエドワード・スノーデンによる警世の書。16年6月に東大本郷キャンパスで開かれたシンポジウム「監視の〝今〟を考える」をもとに編集。

 

 ▼9・11同時多発テロ以降、アメリカ政府はテロ防止の名の下にインターネットを介した大規模な監視体制を構築していた。ところが対象となっていたのはテロリストだけでなく全世界の一般市民だった。13年6月にこうした「事実」を暴露したのが元CIA職員のスノーデン。

 

 ▼監視活動は、対象を限定した従来のターゲット・サーベイランスから、技術の進歩に伴い無差別・網羅的な監視手段であるマス・サーベイランスに変わってきた。テクノロジーの進化によって監視は安く、簡単にできるようになった。話の内容は把握されていなくとも、携帯電話をもっているだけで、位置情報、移動の記録というメタデータは蓄積されていく。検索ボックスに入力したことばもメタデータとして保管されていく。〝生活のパターン〟が自動的に収集されていく。

 

 (集英社新書、205ページ、税別720円)

 

 

スノーデン 日本への警告 (集英社新書)

 

 
関連ビデオ:

 

レンタル:

 

 

 

 

タグ:

PAGE TOP