2017年05月17日

新明和工業は6月上旬、生ごみの臭いを一瞬でフルーティーな香りに変える塵芥車用臭気対策剤「デオマジック 香り de まじっく」と、それを効率良く塵芥車の庫内に自動散布する噴霧装置を発売する。発売に先駆け、5月23日(火)から26日(金)まで東京ビッグサイトで開かれる「2017 NEW 環境展」の新明和工業ブースで公開する。
 
新明和グループにおける特装車向け「デオマジック」関連商品は、東邦車輛が16年に商品化した衛生車向けの臭気対策潤滑油「デオマジックVC1オイル」に続く2例目となり、「デオマジック」を用いた塵芥車用臭気対策剤としては、日本初となる。

 

塵芥車と噴霧装置(左)

塵芥車と噴霧装置(左)


 
ハンドスプレー

ハンドスプレー


 
塵芥車市場でトップシェアの新明和工業は、収集作業に従事する人びとの労働環境をより良くするため、生ごみの収集過程で生じる臭気の改善に取り組んできた。

 

こうした中、シキボウと山本香料が2011年に開発した消臭技術「デオマジック」の販売代理店で、同技術の用途開発に積極的に取り組む凸版印刷から、新明和工業が「デオマジック」を活用した課題解決の提案を受けたことから、4社による商品化プロジェクトがスタートした。
 
生ごみは、その内容や気温によって「臭い」の質や程度が著しく変化することから、「デオマジック」の効果に汎用性を持たせるため、収集の現場に足を運び、実際の「臭い」を集め、都度「デオマジック」の配合比率を変えて繰り返し検証を行った。この検証結果をもとに生成した試作品を用いてアンケートを実施したところ、生ごみの臭いが「良い香りに変化した」と「91%」の人が回答するなど、一定の効果を確認した。さらに、収集作業に従事する人の意見も反映したうえで最も効果的な配合比率を編み出し、今般の塵芥車用臭気対策剤「デオマジック 香りdeまじっく」を完成させた。
 
また、新明和工業では、「デオマジック 香りdeまじっく」を効果的かつ効率良く噴霧できるよう、その量や位置、頻度を検証し、塵芥車専用の噴霧装置を開発した。なお、この噴霧装置は、新車販売時のオプションとして設定するほか、使用中の塵芥車にも後付け搭載が可能である。
 
1.「デオマジック」の概要
一般的に、「香水」には何十種もの香料が含まれている。その中の一部に単独では不快に感じる香料も含まれているが、すべてを絶妙な比率で調合すると、これを嗅いだ人間の鼻は「良い香り」と感じる。
 
「デオマジック」は、この原理を臭気対策に応用した商品である。予め「不快な臭い」に該当する部分を取り除いた溶剤を製造し、これに各現場で不快な臭いが混ざることで新たな良い香りに変化させる仕組み。
 
「デオマジック」は、実在する不快な臭い成分と香料を合わせることで新たな香りを創出する原理を採用した臭気対策剤であり、臭いの「元」が消滅するわけではない。
 

「デオマジック」の香りのメカニズム© Shikibo Ltd

「デオマジック」の香りのメカニズム© Shikibo Ltd


 
2.「デオマジック 香り de まじっく」の特徴
収集した一般廃棄物(生ごみ)に直接噴霧すると臭いが一瞬でフルーティーな香りに変化し、その効果が一定時間持続する(気候や温度、使用状況によって効果は変動)。

 

 

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