2017年05月12日

宮城県印刷工業組合(藤井治夫理事長)は5月11日午後2時10分から仙台市宮城野区の宮城県印刷会館大ホールで平成29年度通常総会を開き、28年度事業報告・決算報告、29年度事業計画・収支予算などを審議し、いずれも原案どおり承認した。新年度事業は、①組織の拡充強化②クリエイティブ企業としての進化のための人材育成など7項目の基本方針に基づき、各委員会で推進する。冒頭あいさつで藤井理事長は、働き方改革を進めて長時間労働を抑止すること、著作権保護強化への対応を急ぐことを強調した。総会に先立ち午後1時から仙台中税務署副署長・加々美幸和氏を講師に迎え「企業の税務コンプライアンス向上のために」をテーマに記念講演会を開き、自主点検による内部統制・経理能力のレベルアップを図った。

 

新年度事業計画を決めた総会のもよう

新年度事業計画を決めた平成29年度通常総会


 
新年度事業の基本方針は要旨次のとおり。
①現組合員の結束を強化すると同時に新たな仲間を増やし、組織拡充の強化に努める。
②クリエイティブ企業としての進化を目指し、このための人材育成などの事業を積極的に推進する。
③印刷業の環境負荷を理解し、労働環境のさらなる改善を目指し、社会的信頼に応えるべく尽力する。
④官公需に係る課題解決のための提言、要望活動を継続的に実施する。
⑤7月開催の第14回SOPTECとうほく2017は、「収益を生みだす『現場力』を育てる」をテーマとし、顧客の課題解決、業務プロセスを支援するための情報交流の場とする。
⑥12月開催の第18回デザイングランプリTOHOKUは、「輪」を作品テーマとし広く募集する。公開審査、動画配信、表彰後の特別講演会併催など、コンペティションとしてのブランド化に努める。
⑦財政面では、コスト管理の強化と同時に、会館貸出事業などの収益事業拡充に努める。
 
 

藤井理事長、「働き方改革・著作権保護強化を推進」

 
藤井理事長は総会開催にあたり、こうあいさつした。

 
「宮城県印工組にとってはうれしい1年だった。5月には組合創立60周年記念式典を挙行、7月のSOPTECは過去最大の出展社数・来場者数を記録した。10月には14年ぶりに東北での印刷文化典を福島県の郡山で開催し、全国から700人の参加者があった。11月3日の文化の日には今野敦之ユーメディア会長が旭日小綬章を受章した。各県工組では組合員減少に頭を痛め、努力しているなか、当組合は2年連続の純増で年度末で103社となった。佐藤利春新規加入促進委員長に感謝申し上げる。東日本大震災から6年が経った。本日も被災地の塩釜支部、石巻支部、気仙沼・南三陸支部から多くの組合員に出席いただいた。これからも頑張っていただきたい。

 
昨年来、長時間労働が社会問題化している。広告、印刷業界は受注産業という面があり、顧客の納期に左右されるため、長時間労働になりがちである。各社における働き方の改革、社内の見える化など長時間労働を抑止する努力を続けていかなければならない。

 
著作権の保護強化に向かって国が方針を出している。今年の夏をめどに、政府機関・自治体の発注マニュアルが改定される。印刷業界にとって長年の課題であった著作権の問題の一歩が踏み出せた。全印工連といっしょに、行政にも加わってもらい著作権保護強化のセミナーを開きたい。

 
7月にはSOPTEC、12月にはデザイングランプリを実施する。SOPTECは最後の追い込みをかけている。皆様からも出展を要請してほしい」

 

藤井治夫理事長

藤井治夫理事長


 
総会は今野均常務理事の司会で進められ、鈴木嘉仁塩釜支部長を議長に選出。第1号議案では、28年度事業報告を及川光雄副理事長、同決算報告を猪股育夫常務理事、監査報告を清原紀義監事が行い、2号議案では、29年度事業計画を針生英一副理事長、同予算案を猪股常務理事が説明、3号議案役員報酬総額を中村等常務理事、4号議案借入金最高限度額を橋浦隆一常務理事が上程し、いずれも原案どおり承認した。新規加入の促進では、賛助会員含め5社純増を目標とした。

 

議事に先立ち、28年度物故者の池原賢太郎(三協タックラベル会長・仙台宮城野支部)、山田建造(元山田印刷社長・仙台若林支部)、高橋洋郎(高長印刷所社長・石巻支部)の各氏に黙祷を捧げた。永年勤続優良社員表彰(20年以上20人、10年以上42人)も行った。

 

議事終了後、今野敦之宮城県中小企業団体中央会会長、住本佳史商工中金仙台支店長が祝辞を述べ、今野会長は、長時間労働の是正、働き方改革の重要性を強調した。

 

 

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