2017年04月29日

ギンザ・グラフィック・ギャラリー(ggg)で5月15日から6月24日まで第359回企画展「ロマン・チェシレヴィチ 鏡像への狂気」が開かれる。
極めて高い水準のポスターやコラージュ作品を長年にわたって数多く制作し、人びとに知的な感動を与え続けてきた、ポーランドを代表するグラフィックデザイナー、ロマン・チェシレヴィチ。研ぎ澄まされた感性は、鏡像を駆使したように、全体を左右両側から押し込み、シンメトリーを維持しながら中央部を消失させていく新境地の手法を切り拓き、観る者に揺さぶりをかける力強いイマジネーションを生み出した。
ロシア構成主義とバウハウスを学び、50年代後半はポーランド・ポスター芸術派として、ヘンリク・トマシェフスキやヤン・レニッツァらとともに活躍した。
60年代の初期にフランスへ渡り、フォトモンタージュの巨匠、ジョン・ハートフィールドらにインスピレーションを得て、丹念に構成された幻想的な世界観を呈示した。映像をモンタージュの手法で料理し、フランスのグラフィックデザインやアート領域にも多大な影響を与えている。60年代の後半には、雑誌「エル」や「ヴォーグ」のADとして、大胆で斬新なエディトリアルデザインとフォトモンタージュに情熱を燃やし、ヴィジュアルスキャンダルによる風刺、皮肉、批判を行い、ポピュラーマガジンの概念を変えた。
日本初となる同展では、ポズナン国立美術館の貴重な収蔵作品から、ポスター122点、コラージュ29点、雑誌・その他グラフィック作品38点を厳選し、チェシレヴチの本質に迫る。
新しいグラフィクデザインの世界を切り開き、21世紀への引き金となったロマン・チェシレヴィチの実験精神溢れる作品の数々に触れる貴重な機会である。
5月15日と25日にはギャラリートークが予定されている。
会場 ギンザ・グラフィック・ギャラリー(ggg)(〒104-0061 東京都中央区銀座7の7の2 DNP銀座ビル 電話03・3571・5206)▽開館時間 午前11時から午後7時まで▽休館 日曜・祝日▽入場料 無料▽URL http://www.dnp.co.jp/gallery/ggg/

 

 

タグ: >

PAGE TOP