2017年04月22日

 引退まで20年間無敗の雀鬼・桜井と麻雀最強戦2014優勝者のサイバーエージェント社長、アメブロの藤田の共著。桜井の語る運やツキ、勝負勘の39の話を、藤田が「丁寧に思考を重ね、ときに身を捩るようにしながら」(桜井)、仕事上の事柄に翻訳し、分析する。
 
 ▼藤田は、麻雀はビジネスの縮図だという。どんな牌が配られるかわからない「不平等」からのスタート、一定のルールに則り、いかに人より早く大きく上がれるかの「相対的な競争」、状況が激しく変化する中での冷静で素早い「状況判断力」、大半の時間を占める「忍耐力」。ともに顔を突っ込んだ「洗面器から最初に顔を上げたやつが負ける」世界だ。
 
 ▼「ツキを整える」「運をつかむ人の習慣」「悪い流れを断つ」「ツキを持続させる」「運を招く作法」の5章立て。桜井は本書の最後で「利を嗅いで寄ってくる友は、利を嗅いで去る」との言葉を藤田に贈っている。藤田は桜井から「己を律する」こと、「正々堂々と戦う」ことを学び、仕事・人生に影響を受けたという。ビジネスの場で、己を律することができなければ、自滅する。誠実であり正々堂々と戦うことが最後は一番強いと信じているという。
 
 (幻冬舎新書、236ページ・税別800円)

 

 

運を支配する (幻冬舎新書)

 
 
 
 


 
 

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