2017年04月11日

全国カレンダー出版協同組合連合会(JCAL、宮崎安弘会長)は、4月5・6の両日、東京・北区の各線王子駅隣接の北とぴあ展示ホールで、「2018年版カレンダー新作展示会」を開き、JCAL加盟のメーカー各社が手掛けた2018年版の名入れカレンダー約1500点を公開した。

 

展示会のもよう

展示会のもよう


 
同展は、日本最速・国内最大級のスケールで開催する名入れカレンダーの専門展示会。後援は、全国団扇扇子カレンダー協議会(全協)と日本カレンダー暦文化振興協会(暦文協)。来場者は400人を数えた。
 
今回で14回目を迎える展示会は、来年の2018年(平成30年)版カレンダー最優秀賞の「ティファニー/フィルム」をはじめ、JCAL選出の優秀作品の発表展示、新作カレンダー約1500点をジャンル別に展示。中南米やパキスタンの国々で日常的に使われている現地カレンダーも展示した。生活必需品であり、販促ギフトとしても魅力的な商品である名入れカレンダーを販売業者だけでなく一般ユーザーにも広くアピールした。
 
2018年版最優秀賞「ティファニー/フィルム」

2018年版最優秀賞「ティファニー/フィルム」


 
 

生前退位への対応が大きな課題 祝日の扱いに苦慮

 
開会式では宮崎会長があいさつで業界の難しい現況を次のように語った。
 
「当連合会では、全国で1年に流通する約半数にあたる1億冊のカレンダーを製造している。1作品平均7万冊、多くて100万冊の作品もある。

この膨大な生産量の中、現在苦慮しているのが、天皇陛下の生前退位問題である。通常だと2019年版の場合、今年の1月から製作開始、12月に印刷開始、来年4月くらいには全体の40~50%の印刷・製本を済ませ、見本を作って全国の顧客に流すのが流れ。

しかし今回は、現天皇の誕生日12月23日と現皇太子の2月23日の祝日の扱いが決定しないと、玉の色(赤か黒か)が決まらず仕事が進まない。

19年版を来年秋に予定通り製造するには、陛下と現皇太子の誕生日の扱いを今年の12月、遅くとも来年1月には発表してもらわないと間に合わない。
また、多くの場合、元号は割愛する予定だが、早く発表してもらえれば印刷可能である。

われわれは中小企業で構成されている業界であるが、発表が1月以降にずれ込めば、毎月数十億円の損失が見込まれる。

これらを陳述書にして関係各所を5月から回らせてもらう。私たちは、国が定める暦や新祝日を正確に印刷し、国民の暮らしに役立つ正確なカレンダーを期日までに届けることを使命としている。今日は国会議員の方々も来賓としてお見えになっている。この使命を全うするため、ぜひお力添えをお願いしたい」
 

宮崎安弘会長

宮崎安弘会長


 
来賓は、衆議院議員の赤松広隆・今村雅弘復興大臣、山際大志郎の3氏、最上欣也経済産業省商務情報政策局文化情報関連産業課課長補佐、橋場健外務省中南米局中米カリブ課課長。
 

今村復興大臣「国民に迷惑がかからないように」

 
今村復興大臣は「陛下・元号の問題は、与野党を問わず全てにかかわる。国民に迷惑がかからないように進めていきたい」と話した。

 

今村雅弘大臣

今村雅弘大臣


 
その後、来賓、宮崎会長、高田廣一全国団扇扇子カレンダー協議会会長でテープカットが行われ、開幕した。
 
テープカット

来賓らによるテープカットで幕を開けた


 
展示の他に新企画として「ぼくとわたしの特別な日カレンダーを作ろう」コーナーが設けられた。子供たちに会場内で自由に描いた絵をもとにカレンダーを仕立ててもらうもの。子供たちの生き生きとした声が会場に響いていた。また、アンケートに回答した来場者へのカレンダープレゼントもあった。

 

「ぼくとわたしの特別な日カレンダーを作ろう」コーナーのようす

「ぼくとわたしの特別な日カレンダーを作ろう」コーナーのもよう


 
 

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