2017年04月08日

美濃の豊かな自然、長良川、板取川の清流を源として育まれてきた美濃和紙は、柔らかみのある繊細な風合いをもちながら強靭で、薄くムラのないことが魅力である。伝統的な障子紙や表具用紙などから日常品までさまざまなものに用いられてきた。国内外問わず古文書や絵画など国宝級の文化財の修復にも使われている。
 
▼奈良の正倉院には、日本最古の紙として、大宝2(702)年の美濃、筑前、豊前3国の戸籍用紙が所蔵されており、美濃和紙は1300年以上の歴史があると考えられている。平安時代の京都の貴族・僧侶の手紙などにはたびたびその名が表れ、評価の高さがうかがえる。平成26(2014)年には美濃和紙の手漉き技術がユネスコ無形文化遺産に登録された。
 
▼「美濃和紙ブランド価値向上研究会」(岐阜県、美濃市、美濃和紙ブランド協同組合)は、そうした美濃和紙の価値をさらに高めるため、新たなブランド認定基準および①本美濃紙②美濃手すき和紙③美濃機械すき和紙の3つのブランドマークを発表した。生産地・生産者・原料・製法・品質・環境・原紙使用に関する厳しい基準はもとより、風合い、製法からブランドマークの由来まで美濃和紙のすべてを説く。
 
(美濃和紙ブランド価値向上研究会、40ページ)

 

※「日本印刷新聞」【話題の本】から

 
関連URL:美濃和紙http://www.minowashi-japan.com/

 
 
 
 


 
 

タグ:

PAGE TOP