2017年03月30日

第31回全日本DM大賞の贈賞式

第31回全日本DM大賞の贈賞式

グランプリ作品の「ミニ新居」。制作者は滋賀県立大学

グランプリ作品の「ミニ新居」。制作者は滋賀県立大学

第31回全日本DM大賞(主催・日本郵便㈱)の贈賞式が3月3日、JPタワーで行われた。金賞 グランプリには、滋賀県東近江市・大兼工務店の「ミニ新居」が選ばれた。広告主は地方の中小企業。制作者は企業ではなく、滋賀県立大学。こちらも地方の大学法人から選ばれた。

 
全日本DM大賞は、実際に発送されたDMを対象に、①戦略性②クリエイティブ③実施効果の3つの観点から評価し、優れた作品に賞を贈るもの。実際に発送されたDMから今回は651点の応募があり、29点が入賞した。

 
はじめに主催者あいさつが、津山克彦日本郵便㈱常務執行役員からあり、入選25作品の紹介があった。

 
次に、銅賞12作品、銀賞8作品、日本郵便特別賞5作品、金賞4作品の上位29作品の発表があった。

 
連続受賞記録をもつフュージョン㈱は、銀賞(学習院大学)、銅賞(イオンモール)など3作品で10年連続受賞となり、自身の持つ記録を更新した。

 
この29作品から前回の第30回から新設された「審査員特別賞」が3作品選ばれた。これは、総合点では評価しつくせない、キラリと光る尖った要素をもつ作品にスポットを当てたもの。

 

 
金賞グランプリの「ミニ新居」は、転居のお知らせとして活用してもらい、自然な流れで既存顧客から見込み客へと認知向上を図るソーシャルDMとして滋賀県立大学が考案し、学生が飛び出す絵本風に仕掛けをした。イラストも学生が写真を参考に描いたもので完全に手作りのオンリーワンカードだ。

 
14組の顧客にプレゼントし、好評で、10組から転居のお知らせに使いたいと申し込みがあり、合計220人の知人に顧客が自発的にソーシャルDMを発送したことになる。

 

 

辻野宜昭

辻野宜昭代表取締役

 

金賞の広告主である大兼工務店の辻野宜昭代表取締役は「今は物を買うというより、サービスを買う時代。その中で、私たちは少しでも顧客の相談相手になるということを使命に、顧客に喜びと感動を提供していきたい。この受賞を今後の糧に営業活動をしていく」とコメントした。

 

最後に審査委員長の恩藏直人早稲田大学商学学術院教授より「グランプリ作品は、一生に一度のイベントである新居完成の喜びを伝えるDMであるが、下手にやると嫌味になる。それを手作りの飛び出す絵本的なカードとして伝えれば、もらった方に喜ばれ、潜在顧客につながる」と講評があった。

 

 

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