2017年03月08日

ハイデルベルグ社がdrupa2016で初披露したB1判枚葉インクジェット印刷機「プライムファイア106」の試験運転が、米国・ニューヨークに本社を構えるマルチ・パッケージング・ソリューション社で今年1月から開始された。

 

マルチ・パッケージング・ソリューション社は、化粧品や医薬品、日用品などのブランドに特化し、世界14ヶ国に9000人以上の従業員を擁している国際的なパッケージ製造会社。

同社では売上拡大と顧客への付加価値提供を目指してデジタルパッケージ印刷の拡充を計画しており、その一環として同社のドイツ・オーバーズルム工場で今年1月から「プライムファイア106」を導入し、試験運転をスタートさせた。

 

「プライムファイア106」は、新しいビジネス分野の開拓を目指すパッケージ印刷会社に新しいステップを提供するモデルで、バリアブルパッケージ印刷、パーソナルパッケージ印刷はもちろん、ひとつひとつの箱にトレーサビリティやセキュリティ用コードを加えることも可能とするもの。

富士フイルム社の7色インクジェット技術とハイデルベルグ社のマルチカラー技術によって広色域再現を実現し、PANTONEカラーの95%をカバーできるので特色の多いパッケージでも時間とコストが節約できる。

さらに、水性顔料インクは食品や医薬品包装に求められる高い環境基準やリサイクル基準などの安全性も兼ね備えている。

 

ハイデルベルグ社デジタルセールス・デジタルシートフェッドの統括マネジャーを務めるモンセラート・ペドロ・インサ氏は「drupa2016で初公開した際、2017年初頭にはパイロットユーザーによる試験運転を開始すると発表したが、そのスケジュールどおりに試験運転が始められたのは当社と富士フイルム社が共同で取り組んでいるデジタル戦略を実現する上で画期的なできごととなった。今回の納入は、“プライムファイア106”が本格的な生産設備としての資格を得る大きな一歩であり、印刷市場で商業用デジタル印刷分野を確立することにもつながっていく」と述べている。

 

 

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