2017年02月09日

日本フォーム印刷工業連合会(小谷達雄会長)は1月26日午後、東京・文京区関口のホテル椿山荘東京で平成29年新春懇親会を開き、交流を深めた。

 
小谷会長は「酉年は変化が多いといわれている。悪い変化と良い変化があるが、フォーム工連としては、これからぜひとも良い変化をつくっていきたい。独自の技術で独自のマーケットを作りながら社会に貢献し、お客さまに満足していただくブルーオーシャンを目指したい。血みどろの価格競争、付加価値競争にまみれるレッドオーシャンではなくブルーオーシャンを目指す。『ファーストペンギン』ということばがあるが、チャレンジ精神をもって挑み、それぞれが独自のマーケットを作る意気込みで努力していきたい」とあいさつした。
 
 

小谷達雄会長

小谷達雄会長


 
 

新春講演会で「ものづくりの心」を聴く

 
新年会に先立って開いた新春講演会では、東海メディアプロダクツ会長の筒井宣政氏が「娘が遺したものづくりの心~日本三大疾病治療に役立つ先端医療機器開発に挑む~」をテーマに話をした。
重い先天性心臓疾患を抱えた娘を救いたいという思いから、人工心臓の開発研究を経て、弱った心臓を一時的に補助する医療器具「バルーンカテーテル」の国産化を、大企業に先駆けて完成させ、多くの命を救ってきた「ものづくりの心」を伝えた。
愛知県春日井市に本社のある東海メディアプロダクツの主力製品は「IABP(大動脈内バルーンポンピング)バルーンカテーテル」。
同社が1989年に完成させたこのバルーンカテーテルは初の国産製品だった。それまでは外国製品が使われており、日本人にはサイズが合わず医療事故が多発していた。「また一人の命が救えたね」という愛娘の思いが「一人でも多くの生命を救いたい」という経営理念として結実している。
東京女子医大日本心臓血圧研究所との産学協同で68年には人工心臓を完成させたが、実際に使えるようになるまでには動物実験・治験臨床などに一民間企業を超えた費用がかかることから開発を断念。バルーンカテーテルの開発に舵を切り、別の形で心臓病治療に貢献することになる。
 
 

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