2017年03月02日

大日本印刷(DNP)は、建築物の外装向けに、木や石などの質感をリアルに表現し、高級感を演出する化粧材の新製品「EB外装フィルム」を発売する。

 

公共施設、ホテル、商業施設などの大型建築物の外装に自然素材を使用する場合、木材は耐久性や不燃性、強度やサイズ等で制約が大きく、石材は重いため安全性確保に向けて施工や落下防止の方法を工夫する必要がある。また、金属材は防錆処理を施しても劣化が早いといった課題があった。これらの課題に対してDNPは、軽量で錆が発生しない非金属のアルミニウム板に木や石、ステンレスなどの絵柄を印刷し、高級感のある豊かな質感を再現した焼付印刷アルミパネル「アートテック」を販売してきた。

 
「アートテック」は商業施設やオフィスビルで使用される外壁パネルなどの“面形状”の建築部材に適しているが、近年はルーバーやスパンドレルといった長尺の“線形状”のアルミ建築部材にも自然素材のデザインを施したいというニーズが高まっている。これに対して今回DNPは、ルーバーやスパンドレル形状のアルミ建築部材への加工が容易なフィルムに自然素材の絵柄を印刷した「EB外装フィルム」を製品ラインアップに追加した。この新製品発売により、“面”と“線”が連動したデザインの展開が可能となり、屋外の建築物における高級感の演出などの幅が拡がった。

 

 

【新製品「EB外装フィルム」の特徴】
「EB外装フィルム」は、フィルムにEB(Electron Beam:電子線)を照射することで屋外での長期使用に耐え得る高い耐侯性能を付与している。
「EB外装フィルム」は、ルーバースパンドレルといった線形状のアルミ建築部材に木や石などの質感を施すことができる。ロール状のフィルムに印刷して製造するため、製品の長さには制約がなく、商業施設などで使用される長尺のルーバーやスパンドレルなどへの化粧が可能。
「EB外装フィルム」の活用によって、建物の部位や要求仕様に合わせて、建築外装用の化粧材を“適材適所”で組み合わせて使うことが可能になる。外壁パネルなどは遠くからの視認性を考慮して大きな絵柄で表現し、近い距離で見ることが多いルーバーなどでは細かい絵柄で表現するなど、さまざまなデザイン効果を生み出すことができる。

 

 

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