2017年02月17日

㈱あけぼの(本社・新潟県新潟市江南区曙町4の8の3、永井輝雄社長)が、製本生産情報をJDFJMFデータによってリアルタイムに把握・分析するミューラー・マルティニ社製のデータマネジメントシステム「コネックス・インフォ」を、昨年8月に国内で初めて採用した。

2月14日、新潟・江南のあけぼの印刷団地事務所でミューラー・マルティニ ジャパン㈱(本社・東京都板橋区、宮﨑靖好社長)と共同記者会見を開催し、導入の狙いや経緯について明らかにした。

 

収集した情報を閲覧・分析する永井社長

収集した情報を閲覧・分析する永井社長

「コネックス・インフォ」は、接続した各装置から生産情報をリアルタイムにフィードバックさせて、製本現場の見える化を実現するもの。

収集できる情報は、ジョブ内容、クライアント名、ロット数、機械稼働速度、進捗状況、損紙数、作業時間、機械停止要因、エラー発生頻度など。収集した情報は自動的に記録・集積され、要望に応じた分析もできる。

同社の永井社長は「機械がチョコ停した時も“コネックス・インフォ”で原因の箇所と理由がはっきりわかるので、すぐに適切な対応ができて実稼働に充てられる時間が長くなる。またデジタル印刷の割合が増えているが、このような多品種・小ロット、ノンストップ加工に対しても威力を発揮するだろうと、将来を見据えて導入した」と、導入の効果を表した。

 

 

最高速で稼働するプリメーラ

最高速で稼働するプリメーラ

また同社では、「コネックス・インフォ」と同時に毎時1万4000回転の中綴じ機「プリメーラ」も導入した。

この「プリメーラ」には、品質面の向上、とくに顧客に保証を付けて納入する体制を整えるべく、下記3点の品質検査装置を搭載した。

▽「アジール3」=断裁代に製本情報を入れたバーコードを印字し、それを丁合部で読み込むことで乱丁を検査する。人為的ミスを検知すると機械がスタートしないので、不良品が生産されてしまうこともない。

▽「スマートステッチ」=一般的な針金検知装置は上(外側)から形状を見るが、それでは針足の形状までは確認できないので、これは下(内側)から見て正しく針金が打たれたかを検知し、製造責任という側面をサポートする。

▽「トリムウォッチャプラス」=通常の断裁検査装置では天地と小口のサイズを測るが、さらに厚みの測定も加えた。本の端の厚みも測ることで、折り工程で折れ込みがあっても検知し、排出することができる。

 

 

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