㈱山櫻(本社・東京都中央区、市瀬豊和社長)は2月21日から「封筒 東北コットンCoC」を発売する。
この製品は、「東北コットンプロジェクト」で栽培された綿の茎から採った繊維と、森林認証パルプを原料に作られた用紙を使用している。この封筒を使うことで、東日本大震災の津波被害により稲作などが困難になった農家の復興への挑戦を支援することにつながる。
「東北コットンプロジェクト」とは、綿を栽培し、さらに紡績、商品化、販売までを一貫して行うことで、東北の新規農業形態を支援するプロジェクト。
東日本大震災での津波被害によって、東北沿岸部の農地は塩分濃度が上昇し、稲作などによって収入を得ることが困難になった。そのような農地で、塩に強いとされる綿花栽培が始められた。この試みは東北で初の、本格的な綿花栽培となる。
「封筒 東北コットンCoC」は、長3封筒(A4三つ折りサイズ)と角2封筒(A4がそのまま入るサイズ)の2種類をラインナップ。
綿の茎の繊維が梳き込まれ、独特の風合いを持つ用紙となっている。