2017年02月10日

「第10回メディア・ユニバーサルデザインコンペティション」(主催・全日本印刷工業組合連合会)の審査会が1月24日都内で開かれ、経済産業大臣賞に一般の部で大阪シーリング印刷㈱の作品「知っておきたい!公衆電話」、学生の部が濱田貴光氏(大阪市立デザイン教育研究所)の作品「災害時使い切り腕章テープ『VOLU BAN』(ボラバン)」が選ばれたのをはじめ、優秀賞6点(一般3、学生3)、佳作12点(一般6、学生6)など入賞20作品を決定した。経済産業大臣賞の2作品は、2月8日から10日まで池袋サンシャインシティコンベンションセンターで開催されたpage2017のリコージャパン㈱のブース内に昨年同様展示公開された。

 

このほか志免町立志免中央小学校(福岡県)と千葉市立若松小学校(千葉県)の2校に審査委員特別賞が贈られた。

 

表彰式は5月25日にアジュール竹芝で開催される全印工連通常総会の中で行われる。
 
MUDコンペは、全印工連がすべての人に利用しやすく、デザインや文字など、より多くの人に伝わる情報を提供する「メディア・ユニバーサルデザイン(MUD)」活動の一環として、一般社会に対してMUD活動の意義と必要性をアピールし、印刷業界においては印刷技術の向上に貢献することを目指して毎年実施しており今年で10回目。

 
経済産業省、一般財団法人国際ユニヴァーサルデザイン協議会、読売新聞社、朝日新聞社、日本経済新聞社、日本印刷産業連合会、日本プロモーショナル・マーケティング協会、日本グラフィックデザイナー協会、日本パッケージデザイン協会、日本図書設計家協会、NPO法人メディア・ユニバーサル・デザイン協会、NPO法人カラーユニバーサルデザイン機構が後援、東洋インキ㈱、㈱イワタ、EIZO㈱、㈱モリサワ、全国印刷緑友会、日本グラフィックサービス工業会・SPACE―21、日本青年会議所メディア印刷部会が協賛している。
 
 

「知っておきたい!公衆電話」 すべての人が使えるように

 
一般の部で経済産業大臣賞を受賞した大阪シーリング印刷㈱の作品「知っておきたい!公衆電話」は、公衆電話の使い方を学ぶための小冊子、パッケージ、スタンド型ポップ、ステッカー、付録、持ち歩きカード、透明ラベルなどのアイテムをまとめたもので、同社の中原聡美、宮西麻紀、杉原啓二、秋月崇志、酒井麻衣、坂本綾香、増山由佳ら7人によるMUD作品。

 
作品のポイントについて、「私たちが公衆電話を使う時は総じて緊急の時です。緊急の時だからこそ『公衆電話の使い方がわからない』『とっさに110番や119番の意味が分からない』では困ります。私たちは、公衆電話を使用するすべての人、とくに公衆電話を使ったこのとのない若い世代の人たちが疑問に思うことをMUDによって解決したいと考え、本作品を提案します。公衆電話に設置するアイテムは、使用するすべての人を対象とし、ピクトグラムを使って、誰でもわかりやすく使い方を示します。教育ツールは、知識を持たない子供たちを対象とし、おもちゃ感覚で作るパッケージやステップアップしながら公衆電話の使い方をマスターする小冊子など、遊びながら楽しみながら学習できる工夫を凝らしました」と説明している。

 

経済産業大臣賞・一般の部 大阪シーリング印刷㈱の作品

 

 

「災害時使い切り腕章テープ『VOLU BAN』(ボラバン)」  活動の種類がひとめでわかるように

 

学生の部で経済産業大臣賞を受賞した濱田貴光氏(大阪市立デザイン教育研究所)の作品「災害時使い切り腕章テープ『VOLU BAN』(ボラバン)」は、自然災害などが起こった際に活動する災害ボランティアのスタッフの人たちに使用してもらう簡易的な使い捨ての腕章をテープにしたもの。災害ボランティアのスタッフが担当する活動の種類(生活支援、洗濯、買い物、話し相手など)を区分するために用いる。種類は資格などを必要としない一般の人を対象としたボランティア向けのツール。
 
経済産業大臣賞・学生の部 濱田貴光氏の作品

 

 

PAGE TOP