2017年02月13日

日本アグフア・ゲバルト㈱(本社・東京都品川区、松石浩行社長)は、コニカミノルタジャパン㈱、リコージャパン㈱、キヤノンマーケティングジャパン㈱のデジタル印刷機メーカー3社と、フレッシュプリントにおける協力体制を構築した。2月8日、東京・豊島のサンシャインシティで記者会見を開催し、その詳細について発表した。

 

フレッシュプリントとは、㈱吉田印刷所(本社・新潟県五泉市、吉田和久社長)と日本アグフア・ゲバルトが共同で提唱している取り組みで、世界一ムダのない印刷というコンセプトの下、これまでは1度で大量印刷・納品していたものを数回に分けて印刷・納品することで、使われることなく余って廃棄されてしまう印刷物をなくすことを目指した仕組み。

小口分割して印刷をするため、印刷をするたびに内容を更新して新鮮(=フレッシュ)な情報を掲載することが可能となり、常に活きた販促宣伝材料・機能性印刷物として使用できるようになる。

 

この取り組みを実際に運用するには、オフセット印刷(大量納品時)とデジタル印刷(1to1を含む少量納品時)をうまく併用する必要が出てくる。

そのためには、従来のようにオフセット印刷用とPOD出力用で別の工程を踏むのではなく、1つの原稿データからCTPプレート出力もPOD機への出力もでき、かつカラーマネジメントがとれなければならない。そこで今回、各社間で協力体制を構築することとなった。

 

具体的には、アグフア社製のプリプレスワークフローシステムの最新バージョン「アポジー10」が3社のデジタル印刷機のDFEと連動し、かつカラーマネジメントも自動的にとれるようになった。

これにより、アポジー側の操作によって、各POD機を直接、操作・設定・出力ができる。

 

松石社長

松石社長

今回の協力体制の構築に関して、日本アグフア・ゲバルトの松石社長は「デジタル印刷機による生産割合はいまだとしてわずか数%にとどまっている。これは、オフセット印刷とデジタル印刷では工程やRIPが違うため、始めからどちらの方式で印刷するかを決めなければならず、双方への柔軟な割り振りができないという事情があった。しかし、フレッシュプリントを実現するためにはオフセット印刷とデジタル印刷をうまく使い分けることを避けては通れない。そこで3社に協力してもらったのは、当社のワークフローシステムでRIPしたデータを各社のデジタル印刷機でそのまま受けてもらい、CTPと同じような感覚で出力できるようにした。そうすることでプリプレス工程はそのままに、印刷する方式は最後に決められるようになる。フレッシュプリントの概念は、いつでも原稿データを変更でき、いつでも印刷できることだ。その時の発注量が大量でも1to1でも、この協力関係によって一番良い方法を選択することができる」と述べた。

 

 

 

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