2017年01月31日

桜井グラフィックシステムズは1月10日午後6時から東京・箱崎のロイヤルパークホテルに180人の参加を集めて盛大に謝恩新年パーティを開いた。4月19日から22日まで行う第7回サクライ岐阜工場新技術発表会についても披露した。
パーディは桜井次郎太常務の司会で進められ、初めに2016年10月に創業70周年を迎えた同社の足跡をスライドで振り返った。

 

初荷は伊勢神宮に

 

桜井隆太社長

桜井隆太社長

桜井隆太社長は次のように開会の辞を述べた。 「もっともいけないことは変わらないことである。印刷業界も業態変革がうたわれて久しくなる。今年はその流れが大きく加速するのではないか。メーカーとしてお客様のお役に立つためにはこれまで以上に技術開発に力を入れることが必要だと確信している。4月に開く第7回新技術発表会は世界中のお客様のとともに培った技術をベースにして、新しい製品・技術を披露する場となっている。今年、オフセット印刷機の初荷の1号機は三重県の伊勢神宮に収めさせていただくことになった」
次いで桜井美国会長があいさつした。

桜井美国会長

桜井美国会長

「この新年会を50数年間続けさせていただけた。皆様のお蔭と感謝申し上げる。国内で印刷機をつくるメーカーは100社近くあった。生き残ることは大変だった」と前置きして感慨を述べた。

 

浅野健氏の発声で乾杯した

浅野健氏の発声で乾杯した

 

来賓を代表して慶応義塾大学名誉教授・島田晴雄氏があいさつ。
同氏、日本総合研究所名誉会長・野田一夫、日本銀行元総裁/キヤノングローバル戦略研究所理事長・福井俊彦、機械システム新興協会会長・児玉幸治、金羊社会長/廣済堂社長・浅野健、日本グラフィックサービス工業会会長/NS印刷製本会長・中村耀、日本印刷技術協会会長/錦明印刷社長・塚田司郎、全日本印刷工業組合連合会副会長/滝澤新聞印刷社長・滝澤光正、全日本スクリーン・デジタル印刷協同組合連合会会長/マルワ工業社長・吉見正彦、日本印刷産業機械工業会会長/ミヤコシ会長・宮腰巖の各氏に、桜井会長、桜井社長が加わり、威勢よく行われ、浅野氏の発声で乾杯し、祝宴に入った。
浅野氏は乾杯あたり「サクライの歩みは日本の産業史そのものだと強く感じた。サクライの1号機の誕生は1948年。私の生まれた年である。今年の初荷が伊勢神宮に収められるとのことだが、印刷のルーツは宗教にある。世界最古の印刷物は百万塔陀羅尼、グーテンベルグが刷ったものは聖書。宗教という布教、経典を必要とする文化があったからこそ印刷が必要になった。いままでの歩みを正しく認識すれば、今後のヒントになることがある」と述べた。
宴半ばで、同社2017年カレンダー制作を担当した熊沢印刷工芸取締役工場長・池田亮二氏が制作の意図・工程などを説明した。
「インバウンド」をテーマにとした福引を楽しみ、歓談の続く中、豊成産業社長・大谷寛樹氏の発声によって中締めとなった。
なお、池田氏によると2017年サクライ・スクリーン・カレンダーは、岐阜出身の画家の絵画をもとにした油絵再現というテーマに応えたもの。
「対象物の油絵を観察すると支持体のキャンパス生地の肌合いから絵の具が重なるにつれて艶感が増し行き、ペインティングナイフで絵の具を盛ったところが最も厚み、艶感も上がっている様が分かる。UV艶クリヤーを盛り上げただけではない複雑な風合いが見て取れる。
絵の再現についてはスクリーン印刷者の意地、可能な限り網点を細かく、120線の4色分解で印刷、加えて対象物の観察から分色、分版して4種のクリヤーを重ね合せ、周囲には主役の絵が際立つよう渋いゴールドの額縁を付け加えるなど12工程で仕上げた」

 

 

関連記事: サクライ、4月19-22日に岐阜工場新技術発表会 顧客と培った製品・技術が集結

 

 

PAGE TOP