茨城県つくば市に本拠を置き、人が仕事や生活する近くで安全・確実に動作する移動ロボットを開発している㈱Doog(ドーグ、大島章社長、http://jp.doog-inc.com)は、人の後を追従して運搬する追従運搬ロボット「サウザー」を一昨年開発した。追従運搬ロボット「サウザー」は、既存の搬送設備では対応に困難な現場に応えるため開発されたもので、大型使役犬並みの能力と従順さを備えている。
「サウザー」に搭載された広視野レーザーセンサーで追従対象を区別し、さらに追従対象以外の障害物があれば検知し自分で避けるよう設計されており安全性も高い。本体のサイズが幅600ミリ×長さ940ミリ(荷台サイズ幅600ミリ×長さ750ミリ×高さ455ミリ)で、狭い工場でも幅80センチの直進路があれば通過でき、幅100センチの直角路を確保すれば滑らかに曲がることができる。また人などとの自動追従機能に加えオプションになるが簡単に敷設できる反射テープのラインを検出し無人での自動ライン走行機能を備え、1台で二役の使い方ができるようになっている。
さらに最大3センチに段差、9度の坂道、小雨でも走行可能であり、建屋間など屋内外でのシームレスな運用が可能だ。
最大積載重量は120キロで、最高速度は時速7.5キロまで出るほか、一回の充電で最大で20キロの距離を走行できる。価格は簡単に導入できるよう低めに抑えたオープン価格となっている。
「サウザー」には他に、特定対象追従機能、リード操縦機能、非常停止ボタン、表示灯、警報装置、天板/柵/荷台サイズ調整のオプション機能がある。
2017年01月20日
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