㈱小森コーポレーション(持田訓社長)は、H―UV・UV搭載四六全判両面オフセット枚葉印刷機「LITHRONE GX44RP」を開発した。
同印刷機は、両面印刷での「高品質化・短縮化・高速化・安定化・低減化」を徹底追及し、革新的なテクノロジーの新機軸を採用している。その一つが片咥え・反転無し方式の採用で、反転機では避けられなかった紙尻余白を不要にし、用紙サイズを最小限に抑え用紙コストの削減を実現、反転無しは4本倍径渡し胴の採用で、薄紙から厚紙まで高品質で安定した紙搬送を実現する。また、版焼きは表裏とも同方向で、片面機と共通なため、版の面付けや運用化を効率化する。
44インチ(四六全判)機により、雑誌・書籍などの出版関連や両面のパッケージ印刷において、高品質で高い生産性を確保することが可能になる。
さらに、印刷統合制御システム「KHS―AI」とH―UV・UV乾燥システムにより、最先端のショートメイクレディとパウダーレスの速乾印刷で、小ロット・短納期対応を実現している。最高印刷速度は1万5000回転で、商業印刷向けの薄紙仕様とパッケージ向けの厚紙仕様をラインアップする。また、A―APC(全色同時刷版交換装置)、PDC―SX(分光式色調管理装置SXモデル)、PQA―S(インライン枚葉機用印刷品質検査装置)などのオプション搭載で、さらなる品質と生産性の向上が図れる。
2017年01月17日
タグ: 四六全判両面 > 小森コーポレーション
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