2017年01月17日

凸版印刷は出版印刷分野の総合生産拠点である川口工場(埼玉県川口市)に約100億円を投資し、新棟を建設するとともに、同工場内の印刷・製本設備を集約した最新の統合生産ラインを導入。2016年12月から稼働を開始した。
 
同社では、大きく変化する出版市場環境に迅速に対応するため、点在していた印刷、製本設備を集約・更新し、川口工場を出版印刷分野の総合製造拠点として再構築した。最新設備の導入により、雑誌、書籍、コミックス、すべての出版物の一貫生産体制を強化するとともに、さらなる生産の効率化、短納期対応、小ロット多品種対応を実現した。
 
さらにエネルギー利用状況、生産状況の見える化や、人・モノ・作業の管理強化によるセキュリティ性を向上させる。

 

凸版印刷は、2011年に第一期としてオフセット枚葉印刷機を効率化、今回の第二期では最新のオフセット輪転印刷機の導入を中心に改善を実施。今後もさらなる再構築を進め、デジタル生産拠点である板橋工場と密接に連携することで、電子書籍などデジタル化が加速する市場環境の変化により多様化するニーズに柔軟に対応する。

 

主な特徴は次のとおり。

 
・出版物の全ての版式に対応した総合製造拠点
川口工場は出版印刷を中心とする工場としてオフセット・グラビア・活版の版式に全て対応し、大ロット雑誌、および小ロット雑誌・書籍・文庫・コミックスなど幅広い出版物の印刷・製本一貫製造ラインを備える。今回の新棟の完成により、オフセット印刷の出版物は同一棟内だけで生産できるようになり、これまで以上の効率化・短納期対応を実現する。

 

・最新鋭のオフセット輪転印刷機を導入
新たな設備として最新鋭の高速オフセット輪転印刷機を導入した。凸版印刷が培ってきたノウハウも活かし、高効率での生産が可能。雑誌だけでなく、書籍・文庫・コミックスなどさまざまな出版物に対応するため、既設の両面枚葉機も活用し、小ロット・大ロットに関わらず効率的な生産体制を構築する。

 

・製本関連の設備を拡充
新棟内には既設の無線綴じ製本機に加え、中綴じ製本機・各種加工機を導入。さらに棟内には文庫専用の無線綴じ製本機も設置し、多種多様なニーズに的確に対応する生産体制を構築する。

また、製本工程には落乱丁防止などのため多数の検査機を導入し、万全な製品づくりを実現する。

 

・見える化による高いセキュリティ
工場管理システムにより各設備単位での監視・制御を強化。工場内セキュリティの向上を図るとともに、エネルギー利用状況や生産進行状況、設備稼働状況の見える化を図り、業務の効率化や異常値の早期発見・対応も実現する。

 
 

■ 川口工場の概要
・所在地:埼玉県川口市弥平4-3-1
・敷地面積:125,747 ㎡
・主な生産品目:雑誌、書籍
 
■今回の新棟(8棟2期)の概要
・竣工:2016年10月31日
・建築面積:8,896 ㎡
・延床面積:17,722 ㎡
・投資額:約100億円

 

 

タグ:

PAGE TOP