2017年01月07日

中本俊之理事長

中本俊之理事長

全日本印刷工業組合連合会は、2016年、10年後の印刷産業の姿を描くとともに、印刷業界の新たな事業領域を広く社会に示すために、『全印工連2025計画 新しい印刷産業へのリ・デザイン』をまとめ発行しました。

 
印刷業の事業領域は実に幅広くなっています。にもかかわらず、世間一般のイメージは「印刷業」といえば「紙の印刷」にとどまっている印象が拭えません。これは非常に残念でもったいないことです。もちろん紙の印刷においても進歩を続け、付加価値を生み出していますが、それに加えて幅広いサービスを提供できることも新たな「強み」です。印刷業本来の力やポテンシャルを正当に評価してもらえるよう働きかけていかなければなりません。

 
「2025計画」は、社会に期待され、働く人が誇りを、印刷業を目指す若者が夢を持てる産業として、印刷産業を再定義、つまりデザインし直すことを目的として策定されました。われわれも自らの役割や強み、目指すべき方向性などを今一度「リ・デザイン」し、積極的に発信していくことが必要です。

 
印刷会社が「地域のまとめ役」として課題に取り組むことも非常に大切です。全国各地の地域に根ざして活動している企業が多数あり、地元に広くネットワークを持つからこそ、中心に立って旗を振るのも可能なはずです。

 
新年を迎えるにあたり、印刷業界に必要なもの、広島県工組が目指すべき未来をあらためて考えた時、導き出した答えは「つながり」でした。日進月歩の技術も、扱い次第で宝にも、宝の持ち腐れにもなります。技術をお客さまのために、その向こうの消費者のためにどう生かすか。それを考えるのがわれわれの役割であり、考えるのは一人ではありません。人がつながることで知恵や満足や感動が生まれ、幸せを創出します。それこそがわれわれが目指す価値です。そんな素晴らしい役割を担う印刷業界をわれわれ自ら誇りに思いたい。そして社会に期待され希望を持てる未来を築きたい。このような願いをこめて「つながり」という未来づくりを今年度のテーマに掲げます。

 
今年もメーカー・ベンダー様のご協力をいただきまして、10月20日・21日に夢メッセを開催する予定です。

 

※「日本印刷新聞」【新春メッセージ】から

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