2017年01月07日

細井俊男理事長

細井俊男理事長

新年の幕開けに当たり、ひと言ごあいさつを申し上げます。

 
昨年は、リオ五輪で日本人選手のメダルラッシュに沸きました。一方で、熊本を震源とする巨大地震が発生し、突然襲いかかる天災の恐ろしさを改めて感じることとなりました。米国ではドナルド・トランプ氏が次期大統領に当選。対米関係のみならず、国内経済においても、今後の動向が注目されます。また地元愛知では、10年後のリニア中央新幹線開通を見据えた形で名古屋駅周辺の開発がさらに進みました。リニアも工事が本格的に始まり、地域経済のさらなる発展に向け、これから大いに期待が高まるところです。

 
印刷業界に目を転じますと、昨年も家庭用プリンターの高品質化、企業用オンデマンド機による内製化、ネット社会がさらに進み、印刷市場はアゲインストの状況が続きました。ネット社会の進展では、スマホ向けゲーム市場の勢いが加速。特に「ポケモンGO」の大流行で、スマホを片手に街を歩き回る人の姿が印象的でした。

 
しかし私は、ネット社会の進展自体が業界の脅威になるとは思いません。Webや動画、スマホアプリなどは印刷のニアフィールドであり、情報発信のプロとしてハイレベルのコンテンツ制作力を持つ私たちには、新たな需要を掴むチャンスでもあります。そのためにも、これまで培ってきたコンテンツ制作力に磨きをかけ、紙やネットを含めた様々な媒体の中から、お客さまに最適なものを提案することが重要であると考えています。

 
また社会の変化が激しい中、経営資源が限られる私たち中小印刷業は、自社の進むべき方向をきちんと見極め、そこに資源を投入することが求められます。その際に必要となるのが、市場の動向をはじめとする情報の収集です。組合では、業界にとって有益な情報は何かを仲間同士で一緒になって考え、セミナーや広報誌などを通して発信しています。中小印刷業が一社単体でできないことをカバーすることが組合の役目。同じ仲間が団結することで大手企業に負けない力を発揮できると考えています。

 
今年も組合は、各事業委員会を通して、組合員企業の経営の安定と成長につながるセミナー等の研修事業を企画・開催していきます。組合員の皆さんには、セミナーを聴くだけでなく、委員会活動にも積極的に参加いただきたいと思います。とりわけ業界の次世代を担う若い印刷人には、委員会活動で大いに勉強されることを望みます。

 

※日本印刷新聞」【新春メッセージ】から

 

 

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