2017年01月16日

宮腰巖会長

宮腰巖会長

あけましておめでとうございます。旧年中は格別のご高配を賜り、厚くお礼申しあげます。

 
さて、昨年の印刷産業機械市場は、日本を含む先進諸国におけるデジタル化にともなうペーパーレス化の進展、新常態への移行を進める中国市場の大幅な需要減および秋口までの円高により総じて低調に推移致しました。

 
政治面におきましては、6月23日のイギリス国民投票により結果として欧州連合から離脱するいわゆるブレグジット、そしてさらに衝撃的でありましたアメリカ合衆国の大統領にトランプ氏が選出されたことなどにより、TPPを含む様々な経済協定の見直しが進む情勢です。自由貿易拡大の基調が変貌することは、資源をもたない加工貿易でなりたつ日本にとって厳しい局面です。

 
状況の変化を注視しながら、インドを含むアセアン諸国の市場調査と戦略立案について、平成29年度概算要求 新興国市場開拓事業費(補助金)を活用しながら重要案件として継続して取り組みます。

 
一方で、国内においては、様々な施策によりIoTをシステムとして包括する生産効率向上のための設備投資の機運が高まってきているのも事実です。
平成26年1月にスタートした生産性向上設備投資減税の証明書発行件数は、昨年11月末時点で9800件におよび、さらに昨年の7月1日に施行された中小企業等経営強化法のうち、取得した機械装置の固定資産税を軽減するための証明書発行は、昨年11月末時点で、540件に達しています。平成29年概算要求の中に設備投資減税の2年の延長が盛り込まれ採択の方向で進んでいることには、大きな期待をしています。

 
来年7月26日から31日まで東京ビッグサイトでIGAS2018(国際総合印刷テクノロジー&ソリューション展)を開催いたします。従来の印刷機材展に留まらず、最新のテクノロジーや課題解決のためのソリューションを提案する総合的で革新的な国際展示会を目指します。統一テーマは、「Venture into the Next! 変わる印刷、変える未来」としました。

 
このテーマには、印刷を取り巻く激しい環境変化の中、失敗を恐れず未知なる世界に果敢に挑戦し、未来を切り開いていくという意味が込められています。皆様方のお声をヒアリングしながら印刷業界の潮流の方向を示唆するとともに海外からの来場者を増大し、アジア圏におけるビジネスチャンスを生み出す企画をまとめあげていきます。

 
アジアにおける最大のグラフィックアーツショーに、ご出展ご協力のほどお願いいたします。

 
平成21年に開始したJapan Color認証制度は、標準印刷認証が190工場を超え順調に拡大しております。導入された印刷会社様からは①クライアントとの品質コミュニケーションにおけるインターフェイスとしての利用価値の高さ②標準色設定による生産効率の向上・数値管理導入による若手作業者の意識向上などのメリットをヒアリングしております。

 
今後、パッケージ業界への更なるプレゼンテーションを進め、本年の早い時期に業界の強いご要望があるデジタル印刷認証制度のしくみを確立いたします。

 
当会は、昭和12年12月に設立され本年創立80周年を迎えます。

 
これもひとえに印刷関連業界の皆様のご支援の賜物と謹んで感謝申し上げます。

 
今後とも工業会の総力をあげて、皆様方の視点に立って業界の発展のため活動してまいります。本年もご支援、ご鞭撻の程よろしくお願い申し上げます。

 

 

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