2017年01月16日

塚田司郎会長

塚田司郎会長

昨年は今後の不透明感は否めない経営環境下ではありましたが、drupa2016で展示されたようなデジタル印刷機が徐々に市場に浸透し始めました。書籍印刷や一般の商業印刷、パッケージや軟包装の分野でのアプリケーションとして、B1やB2のリキッドトナー機や、枚葉や輪転のインクジェット機が設置されるようになりました。従来の設備とサービスだけでは新しい市場を開拓できないので、各企業の判断のもと、新たなチャレンジとしてそうした設備の導入が始まったと思われます。
「未来は予測できない」とはピーター・ドラッカーの言葉ですが、現代のようにボラティリティーの高い時代には、従来のポジションにとどまっているだけというのでは未来は難しく、企業はいつの時代でも「成長」が必要です。IMF専務理事のクリスティーヌ・ラガルドさんはCNNのインタビューに答えて母親から教わった“Everything is better with butter”をまねて“Everything is better with growth”と言っていました。
しかしながら先進国のほとんどがかつてのような成長が難しくなって、日本も国内は消費が伸びず昨年秋以降は値下げや閉店のニュースも多くなり、再びデフレの社会に戻ったような感じです。今年の春は設備投資の促進に何らかの手が打たれるのでしょうか?
2月のpage2017のテーマは「ビジネスを創る」です。JAGATでは書籍『未来を創る』を出版し、企業がどのような未来を作りたいのかというビジョンの策定にフォーカスし、各地の大会やセミナーを通じて未来のビジネスの可能性を探ってきましたが、今年は次のステップとして現実にどのようにビジネスを創るのかです。例年、pageでは様々なデジタル印刷機が展示されますが、そうした機械と親和性が高いダイレクトメール、広くはダイレクトマーケティングについて取り上げました。この分野では先を行くアメリカからダイレクトマーケティングの大家をお呼びし基調講演とするなど、産業の機械としての生産性を備えたデジタル印刷機による主要なビジネスについて研究する機会を提供致します。今年もまた多くの皆様のご来場をお待ちしております。

 

 

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