2017年01月06日

田口薫会長

田口薫会長

本年は丁酉(ひのと・とり)の年で丁=植物が成長し一定の大きさまで達したさま、酉=酒が成熟しきったさま、という意味でございますが、本来は次の飛躍に向け新たな戦略を講じるべき年とも解釈できます。私共も皆様に新鮮な話題を提供できますよう努めて参る所存でございます。
さて、昨年は会員への緊急アンケート調査を行い原価計算の未導入や取引先の不当返品等、詳しい実態がわかり、改善すべき点が明らかになりました。長年グリーンプリンティング推進のため、努力しておりますが、その広報、宣伝の必要性をグラビアの熱い呼びかけが日印産連を動かし「小山薫堂氏のGP・PR大使就任」の快挙となりました。
また、中京地区に各地の青年部員が集結し、全国的交流の連携のスタートと並ぶ2大ニュースがございました。しかし、本年も業界の課題は山積しております。
とくに、過剰品質、不公正な取引による不採算等解決すべき諸問題であります。さらに本年は2月初めに「品質判定ガイドライン」の第1弾が上梓されます。また、現在進められている「食品用器具及び容器包装の規制に関する検討会」にも、モノ申すこともあり、多事多端でございます。
安倍内閣はアベノミクス、三本の矢、600兆円経済、一億総活躍社会等アドバルーンは多く上がっていますが、われわれ中小企業へのトリクルダウンは感じられません。一人一人が豊かになるはずが、2000万人の非正規労働者の存在をはじめ内需の増える見通しは立ちません。一億総活躍社会のためには70%の労働者を抱える中小企業が活性化することが重要です。大企業に利益を吸い上げられ、内部留保や大型ショッピングセンターの建設費用にまわされたり、一向に中小にお金が回ってこないのです。最近株主至上主義に対し公益資本主義という概念が新しく生まれ、これを広める動きがあります。身障者雇用促進法や法政大学の坂本光司教授が提唱する「人を大切にする経営」など、「世直し」の動きが活発となってきました。
私達がいい続けてきた「三方良し」の経営、「サプライヤー」を尊重する社会とますます声を大にして叫び、業界の健全な継続に力を尽くして参りますのでよろしくご協力のほどお願いします。

 

※「日本印刷新聞」【新春メッセージ】から

 

 

PAGE TOP