2016年11月27日

第7回物故者合同慰霊祭を執り行い、約60人が参列

第7回物故者合同慰霊祭を執り行い、約60人が参列

東京都印刷工業組合千代田支部(小林勉支部長)は、11月19日午後2時から上野・寛永寺で第7回物故者合同慰霊祭を執り行い、支部員はじめ来賓、本部役員、支部長、遺族ら約60人が参列した。合同慰霊祭は昭和31年9月に寛永寺で開催して以来10年ごとに施行し、遺族とともに物故者の遺徳を偲び、供養している伝統行事。7回目の今回は、前回・平成18年実施の対象者と、平成18年以降死去した24人を加えた261柱の御霊を追悼した。

 
合同慰霊祭では、はじめに僧侶から年忌法要に関する講話を聴いたのち、天台宗東叡山寛永寺長藤圓珠院杉谷義純大僧正大導師が入堂。読経が流れる中、小林支部長を先頭に、新村重晴・下谷隆之・小林忍ら支部顧問、米倉伸三支部相談役ら支部員、滝澤光正筆頭副理事長ら本部役員、支部長、遺族らが次々と焼香した。

 
このあと、小林支部長と滝澤副理事長が追悼のことばを述べた。

 
小林支部長は「物故された先輩諸兄は、千代田支部発足以来90有余年の支部の礎を築かれ、発展へと導く栄光の歴史を築き上げる原動力として活躍された方々ばかりである。多くの先輩諸兄の並々ならぬご努力により幾多の困難を乗り越え、築かれた栄光の歴史である。この伝統は支部の発展のみならず、印刷業界全般の発展向上に多大な貢献を続けていることは私たちの大きな誇りである。今日、千代田支部員として印刷業界の繁栄のために活動できることはひとえに先輩諸兄が築かれた歴史と伝統の道が続いているからであり、改めて深甚なる敬意と感謝の意を表したい。千代田支部の歩んだ道は日本国内の経済発展とともに歩みを進めた昭和から平成へとつながれた歴史そのものである。この間の印刷業界は高度化から近代化へと支部の偉大な先輩のリーダーシップの下、まったく新しい方向へ進んできた。
21世紀に入り、印刷産業を取り巻く環境も大きく変わり、デジタル化はもとよりIT・ネットの時代へさらに大きく変化していく。高度情報化社会の中、われわれ自身が業態変革を成し遂げねばならない時代でもある。現代社会の人々はあまりにも利便性がもてはやされ、差別化の傾向が強くなり、人を思う心、日本人が持つ情緒とすぐれた感性が薄れて寂しくなりつつある。このような時代にこそ、これまで支部を守りつないでこられた先輩諸兄の不屈の精神を受け継いでいかねばならない。まさに千代田支部の歴史は、人と人、心と心のつながりが今日を支えているといっても過言ではない。栄光の歴史をつないでこられた偉大なる先輩の方々から受け継いだ千代田支部を私たちは懸命に支えて、しっかりと次の世代へと引き継ぐことができるよう努力を続けることのみが、ご恩に報いることであると信じて進んでいく」と力強く誓った。

 
滝澤副理事長は「支部創設以来、90有余年の長きにわたり、東印工組の核をなす強固な団結力を誇る伝統ある支部として、発足から今日まで東京都全体の印刷業界を牽引され続けてきた、そのご努力とご功績に対し、衷心より深い敬意と感謝のまことを捧げたい。ご遺族の皆様におかれましては、長い間にわたる温かいお心遣いとお力添えに対して深く敬意を表する次第である。
関東大震災の復興が図られる中、大正14年、神田支部と麹町支部の発足に始まり、23区制の実施に伴い、昭和26年には現千代田支部へと改称された。その後は印刷会館の設立、調整事業の実施、福利厚生事業の推進、新入社員歓迎会や地区懇談会の開催、さらには構造改善事業推進のためのグループ化促進や、時代に応じたスローガンを掲げての支部運営など、千代田支部の数々の実績は枚挙にいとまがない。併せて、豊富な人材力から印刷業界を導く数多くの素晴らしい先駆者を輩出され、印刷業界の発展に大きな影響を与えてこられた。先輩諸兄のご功績により、印刷業界は現在においても東京都の確固たる地場産業として位置づけられている。これは今なお、人々の文化を支え、暮らしを豊かにする必要不可欠な産業であることの誇りある証しである。
東印工組のように約1200社の組合員を擁する事業者団体はほかに類を見ることはなく、その団結力は衆目の認めるところとなっている。これもひとえに、これまで印刷業界の繁栄に命を捧げてこられた先輩諸兄のご尽力のたまものである。そして、私たちは先輩諸兄の崇高な志を引き継ぎながらこれからも社会を支える産業、社会から必要とされる産業であり続けるための、新しい姿の印刷産業を考え、志あふれる印刷産業へ、期待される価値を求めてさらなる発展を目指していく」とその功績を称えた。

 
これに対し、遺族を代表して佐野英二氏(千代田オフセット)が「由緒ある寛永寺において、多数のご来賓の方々、ならびに支部員各位のご参列をいただき、合同慰霊祭を厳かに執り行っていただいた。支部長はじめ執行部の細やかなご配慮とご尽力の結晶と厚くお礼申し上げる。40年前、父・佐野志郎は支部長として合同慰霊祭を執り行い、20年前には当時の東京印刷工業厚生年金基金理事長として追悼の言葉を捧げている。そして、本日私が遺族代表としてこの場に立つというめぐり合わせに大変感慨深い気持ちでいる」と謝辞を述べた。

 
このあと、別室で開かれた法宴では、小林支部長のあいさつののち、新村重晴支部顧問の音頭で献杯した。
■合同慰霊祭に参列した本部役員・支部長
滝澤光正副理事長、黒澤文雄副理事長、生井義三専務理事、池田幸寛常務理事、土屋勝則常務理事、小野優常任監事、倉澤直則相談役、石毛秀孝相談役、小出功上野支部長、五十嵐直也浅草支部長、小島武也城南支部長、岩村貴成板橋支部長、名取顕一三多摩支部長

 

 

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