2016年12月07日

誠伸商事㈱(福田和也社長、本社・東京都大田区)主催による「SEISHINビジネストレンドセミナーin静岡」が、11月16日午後2時から、静岡市葵区紺屋町のクーポール会館に90人を集めて開かれた。藤井建人講師(日本印刷技術協会主幹研究員研究調査部長)が、同協会発行の印刷白書、経営動向、地域活性、デジタル印刷など4冊の最新レポートの内容をダイジェストするとともに、印刷経営のこれからについて見解を示した。静岡県印刷工業組合(荻野豊理事長)が協賛し、静岡県印刷工業組合青年部会(松本憲治部会長)が後援。
誠伸商事の浅見亮静岡支店長代理の司会で開会。セミナーに先立ち、荻野理事長ならびに松本青年部会長があいさつを行った。

荻野豊

荻野豊理事長

荻野理事長は「いまの世の中、どの方向へ舵を切ればいいのか本当にわからない」と前置きし、次のように述べた。
「聞くところによれば、人工知能がこの先5年あるいは10年の間に相当進歩するという。そうなると、いまある仕事の半分はなくなると言われる。本日の講演が、印刷の将来を垣間見ることのできるきっかけにでもなれば幸いである」

 

松本憲治

松本憲治部会長

また松本部会長は「少子高齢化による労働力人口減少への対応、さらにダイバーシティ、一億総活躍社会、女性活躍推進など多くの課題やキーワードを抱える中、本日のトレンドセミナーは一番肝となる部分の話である。経営環境はいまどうなっているのか、また今後どうするべきなのか学んでいただき、今後の経営に活かしてほしい」とあいさつ。
セミナーでは、藤井講師が「印刷ビジネス最新動向2016」のテーマで講演。はじめに最新レポートに見るポイントとして、①市場縮小の下げ止まりと頭打ち②商業印刷はチラシの苦戦、高質の伸長③出版は小ロット化、リスクと機会④オフ輪市場の需給改善、残存者利益⑤デジタル印刷の普及拡大も採算性に?⑥設備投資活発化、印刷回帰、やや充足感⑦生産性は改善、成長性に課題――を挙げた。藤井講師はこのあと、4点のレポートを踏まえて、印刷業界の現状や方向性について解説した。

 

90人を集めて開かれた

90人を集めて開かれた

講演終了後、誠伸商事の福田七衛会長がお礼とともに、次のようにあいさつを行った。
「トレンドセミナーは沖縄、東京で行い、ここ静岡が3カ所目。藤井講師には、ざっくばらんに話をしていただいた。私自身、長い間、印刷業界とかかわっているが、こんにちのように、業界環境が大きく変わるとは思ってもみなかった。これからは、いままでと同じような営業形態では生き残っていけないと思う」

 

 

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