2016年11月28日

独・KBA社が発表した2016年第3四半期の業績レポートによると、第3四半期末までの9ヶ月間でのグループ受注高が8億6980万ユーロとなり、堅調だった昨年の同期比で約1.2%上回った。

すでに第2四半期末の時点で上方修正をしていた2016年通期業績予想について、当期末で再度引き上げ、11億~12億ユーロの通期収益を予測している。

 

同社のクラウス・ボルツァ・シューネマン社長兼CEOは「経済や政治の基本的情勢が引き続き厳しい中、当社は成長分野であるパッケージ印刷とデジタル印刷、ならびにサービス事業にいっそう注力した結果、成果を上げつつある。大幅な収益増よりもさらに心強いのは、第3四半期の高利益によって底上げされる形で、今期の利益がかなり増加したことだ。営業利益(EBIT)3920万ユーロ、税引き前利益(EBT)3490万ユーロで、昨年同期実績を大きく上回っており、3事業部門のすべてがプラスの数字を計上して業績に貢献している。受注残高は第3四半期末で前年同期比2.7%増の6億1330万ユーロとなり、これはKBAグループの工場生産能力が来年の第1四半期まで埋まる量にあたる」と述べている。

 

オフセット枚葉印刷機事業部門の受注高は4億2980万ユーロ、収益は昨年比17.5%増の4億4380万ユーロを記録。

また、デジタル枚葉印刷機に関連してdrupaの費用および開発費が発生したにも関わらず、事業部門利益は71.3%増の1730万ユーロとなった。

 

デジタル&輪転印刷機事業部門における受注高は、オフ輪の好調な受注に加え、HP社がヴュルツブルクの拠点で組み立てているコルゲートパッケージ用の大型インクジェット輪転印刷機の受注に支えられ、11.2%増の1億ユーロを記録。

収益は74.6%増の1億1000万ユーロ、受注残高は6030万ユーロという高水準の結果を収め、第3四半期末の時点で通期の利益目標に到達した。

 

特殊印刷事業部門では、セキュリティ印刷、金属印刷、コーディング印刷、軟包装印刷に関連するビジネスの活発化により、第3四半期末までの受注高が前年比29.9%増となる3億8430万ユーロを記録している。

 

 

 

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