2016年11月17日

㈱リコー(本社・東京都港区、三浦善司社長)は11月16日、自社印刷工場「RICOH Customer Experience Center TOKYO」を東京・大田に新設した。

ここではカタログやチラシ、名刺といったリコーグループ内で使用する販促・印刷物を、デジタル印刷機群をはじめとした自社製品を活用して内製生産するとともに、受注から印刷、配送までの一連のワークフローにおいて先進かつ洗練された印刷工場として運用し、ユーザーに近未来型のモデル工場として体感・提案してもらう場として位置付けている。

同日、記者見学会を開催し、その詳細について説明した。

 

山下副社長

山下副社長

会の冒頭、あいさつに立った同社の山下良則副社長は「この“RICOH Customer Experience Center TOKYO”は、印刷工場の先進モデルとして、効率が良い製作フローを自分達で実践することをコンセプトとしている。自分達で実践するからこそ、印刷業界のみなさまに自信をもった提案ができるようになる。ここはデジタル印刷機のデモンストレーションをするための場ではなく、省力化・自動化といった先進のワークフローで実運用しているところを体感してもらえるような場となる」と開設の狙いを表した。

 

 

 

 

RICOH Pro VC60000

RICOH Pro VC60000

「RICOH Customer Experience Center TOKYO」では、輪転高速両面フルカラーインクジェットプリンティングシステム「RICOH Pro VC60000」や同社のカラーPOD機のフラッグシップ機「RICOH Pro C9110」、ホワイトやクリア印刷もできるカラーPOD機「RICOH Pro C7110S」、大判ラテックスインクジェットプリンター「RICOH Pro L4160」をはじめとしたデジタル印刷機群やDFEなどに加え、サードパーティー製のMIS、製本・後加工機器、AGVなどを連携して活用することで、多品種・少量・短納期・マスカスタマイゼーションに対応する新しい印刷会社の姿を具現化している。

また、▽作業工数の削減と工程・原価の見える化を図るためのMISとバーコードスキャンによる管理、▽印刷機の特性に応じたジョブの自動振り分け、▽RF端末の活用による在庫・出荷管理--といった、同社グループの生産現場で培われてきたものづくりのノウハウを印刷工場向けに仕上げたシステムも注ぎ込まれている。

カラーPOD機群

カラーPOD機群

その中には、工場内に設置した8台のカメラによって撮影した映像をオンタイムで分析して異常があればすぐに検出できるシステム「All Line Recognizer」を活用し、用紙選定や製本・後加工機での乱丁といった人為ミスの防止、工程全体の生産効率測定などもできるような仕組みも備わっている。

 

同社では、商用印刷に関する受注から編集、印刷、後加工、梱包、配送までの一連の流れをユーザーが体感できる「魅せる印刷工場」として運用するとともに、そこで得られたノウハウを今後の提案活動の要素にしていく。

さらに、デジタル印刷機をはじめとした製品群の検証・デモンストレーション、教育、サービスといった、従来型のショールームとしての役割も担っていく。

 

 

 

PAGE TOP