2016年10月25日

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「富嶽三十六景」をレーザーで再現した板木

東京都墨田区の印刷会社㈱サンコー(有薗克明社長)と金属加工会社㈱浜野製作所(浜野慶一社長)は11月3日、すみだ北斎美術館のオープンに先駆けて、記念イベント「デジタル版画で北斎を刷ろう」を同美術館内で開催する。

 

デジタル版画ワークショップは、墨田区の財産である葛飾北斎の優れた浮世絵作品を通してものづくりの技術を発信しようと、地元墨田の中小製造業二社が立ち上げたプロジェクト。2015 年7 月には二社を巡り版木製作のデモンストレーションと5 色に増えた多色刷り版画を体験するツアー型ワークショップも行った。今回はすみだ北斎美術館の理念と合致し、美術館開館前という特別なタイミングで、同施設でのワークショップの実施が実現した。

 

昨年のワークショップの模様

昨年のワークショップの模様

デジタル版画はサンコーが印刷の際に使用する技術を使い、すみだ北斎美術館が所蔵する浮世絵を色ごとに分解。それを浜野製作所がレーザー加工で一色一版の版木にする。従来の浮世絵は絵師の描いた下絵を元に、彫師が版木を製作し、摺師が紙に摺って完成するが、デジタル版画は、この従来の浮世絵と比べ製作過程と製作時間が大きく異なる。完成した浮世絵から色を分けて版木に落とし込むため、デジタル版画に下絵はなく、また、難しいものだと彫師が一版彫るのに数ヶ月かかるものも、レーザー加工を用いれば製作時間は1 時間程度に抑えられる。これにより「既に世に出ている優れた浮世絵の版木を再現」し、それを「一般の方々が身近に触れ、摺ることが出来る」機会を生み出すことができる。

 

イベントは11月3日すみだ北斎美術館。①11時~②13時~③14時~④15時~。の4回、各90分で開催。

募集人数は各回5人まで、参加費用は2500円。

申し込みは下記詳細ページから。

 

http://peatix.com/event/206588

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