2016年10月03日

大日本印刷(DNP)は、再生可能原料を使用した“認証ナイロンフィルム包装材”を開発した。ナイロン樹脂の製造をBASF(本社:ドイツ)が、ナイロンフィルムの製造を興人フィルム&ケミカルズ(KJFC)が、ナイロンフィルムを使用した包装材の製造をDNPが担当し、また、サプライチェーン全体の製造プロセスを第三者認証機関が監査認証している。本ナイロン樹脂を用いた材料で、サプライチェーン全体で認証手法と製造体制を構築する。

DNPは同包装材を10月4日(火)~7日(金)に東京ビッグサイトで開かれる「TOKYO PACK2016(2016東京国際包装展)」のDNPブースに出展する。

 

 

 

新開発した“認証ナイロンフィルム包装材”は、世界大手総合化学メーカーのBASFが開発したマスバランス方式を利用している。この手法は、再生可能原料が石油由来原料を代替する効果をナイロン樹脂に配分するものであり、次のような流れで認証を行う。

 
1.ナイロン樹脂を再生可能原料(バイオナフサやバイオガス)で製造すると仮定し、どの程度の再生可能原料が必要になるかという量を算出。
2.BASFの工場で製造する製品の原料として投入する石油由来原料の替わりに、1.で算出した必要量の再生可能原料を投入。
3.2.で製造された再生可能原料による石油代替効果を、再生可能原料を使用して製造した様々な製品からナイロン樹脂に配分(集約)。
4.このナイロン樹脂を用いてKJFCの工場でナイロンフィルムを製造し、DNPに供給します。DNPの工場では供給されたナイロンフィルムを使用し、“認証ナイロンフィルム包装材”に展開。

 

実際にはナイロン樹脂の製造に再生可能原料は含まれていないが、他の製品で使用した再生可能原料を厳密に管理し、第三者認証機関が製造や管理システムの監査を行うことで、ナイロンフィルムに再生可能原料による石油代替効果を付与する。BASF、KJFC、DNPの3社は、各製造工程で第三者認証機関であるTÜV SÜD(テュフズード 本社:ドイツ)の認証取得を進めている。

 

BASFは既に認証を取得済み。KJFCとDNPは現在、認証監査中。

 

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