2016年09月23日

新技術について学んだ

新技術について学んだ

日本オフセット輪転印刷協議会(今井敏義会長)は9月12日、東京・新富の日本印刷会館で、「drupa2016に見るデジタル輪転印刷機の現状」と「Panasonicが開発したローラー冷却システムについて」をテーマに研修会を開催した。

 

今井敏義会長

今井敏義会長

今井会長は「日本のデジタル化は他国と比較して遅いとされている」としながら「新しいイノベーションは花が開くと、急激に変化のスピードが早くなる。芽のうちから勉強し、変化に対応する準備が大切ではないか」とあいさつした。
 
「drupa2016に見るデジタル輪転印刷機の現状」では、富士フイルムグローバルグラフィックシステムズ㈱の千村裕季氏と菅沼敦氏が解説。商業印刷物向けデジタル輪転印刷機は、1200dpi機が各社からラインナップされ、高解像度化や用紙適正の向上が進み、さらなる用途拡大が見込まれる。また、軟包装分野では、市場の拡大に合わせた多品種・小ロットに加え、環境や食品の安全性に考慮した機種が増加する傾向が強かったとした。
 
「Panasonicが開発したローラー冷却システムについて」は、奥薗英治氏(パナソニック㈱/パナソニックプレシジョンデバイス)が説明。開発には「熱対策で機体が大型になってしまう。また、冷媒に水を使うため、水漏れや結露で紙が破れる懸念がある」というメーカーの相談を受け、着手することになったという。
 
冷却ローラーでは水を一切使用しない「熱電方式(ペルチェ方式)」を採用することで、①少スペース化②省メンテナンス化③クイックレスポンスを実現。今後は印刷機のUV照射器用冷却ユニットだけでなく、食品業界の冷却ドラムなど、さまざまな業界での展開を図っていくとした。
 
 

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