2016年09月17日

大日本印刷(DNP)は、製造工程で発生する余白分や余剰分などの紙を活用し、再度DNPグループの工場で製品を生産する“資源循環システム”を構築した。第一弾として包装材を製造する田辺工場(京都)で運用を開始し、DNPの国内各拠点の応接室などで使用する「コースター」を製品化した。今後ほかの工場に展開していく。10月4日(火)から7日(金)まで東京ビッグサイトで開催される「TOKYO PACK 2016(2016東京国際包装展)」で紹介の予定。

 

近年、消費される資源やエネルギーの増大、それに伴う天然資源の枯渇や資源採取に伴う自然破壊などの課題が顕在化し、CO2排出量の削減や自然資源の保全が世界的に重要な課題となっている。それを受けて、日用品や食品メーカーを始め、多くの企業が、木材の乱伐による森林破壊を防止するために、適切に管理されている森林から伐採した木材を使用した紙である森林認証紙や再生紙などの環境に配慮した紙を自社製品や販促物などに積極的に採用し、持続可能な紙の利用を進めている。
これまでDNPは、持続可能な社会の構築に向けて、「資源生産性の向上」や「不要物の再利用の推進」など資源循環の取り組みを進めるとともに、持続可能な森林資源の利用を図るため、森林認証紙や再生紙の使用を積極的に進めてきた。今回、これらの取り組みをより強化するため、本資源循環システムを構築するに至った。

 

○FSC(Forest Stewardship Council:森林管理協議会) 木材を生産する世界の森林と、その森林から切り出された木材の流通や加工のプロセスを認証する国際機関。FSCリサイクルとは、FSC規格で認められているリサイクル材のみを原料に使用したもの。2015年10月から、プレコンシューマー回収紙(産業回収紙)をFSC認証原材料やポストコンシューマー回収紙(市中回収紙)と同等と分類することが可能となった。

 

 

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