2016年09月16日

㈱ウイル・コーポレーション(本社・石川県白山市、若林裕紀子社長)は、商業印刷でのさらなる生産性向上や短納期への対応と出版印刷分野でのビジネス拡充を目的に、新たに大型のデジタル印刷機および製本システムの導入を決めた。

導入機は、HP製のフルカラーインクジェット輪転印刷機「HP PageWide Web Press T490HD」と、ミューラー・マルティニ社製の最新デジタル製本システム「シグマライン2」および全自動無線綴じ機ラインの「アレグロ・デジタル」。

これらのシステムの本稼働は来春を予定している。

 

同社の若林圭太郎常務は「当社は顧客ニーズの変化に対してより効果的な提案を迅速に行っていくため、昨年からデジタル印刷事業をスタートした。平成27年秋に“HP PageWide Web Press T230”と“HP Indigo10000デジタル印刷機”を導入し、そして今回さらなる設備増強をしたことで、出版業界のニーズにより柔軟に対応していく。ここ数年、出版分野でのデジタル印刷ニーズが顕在化している。当社は小ロット対応、在庫削減、短納期実現といった課題にチャレンジする企業の受け皿になるべく、新サービス“W-BODサービス(ウイル・ブックオンデマンド)”を開始する。これまでに培ってきた商業印刷分野とともに、出版分野にも力点を置き、デジタル印刷の可能性を広めていく」と述べている。

 

同社が導入を決めた「シグマライン2」は、最高速度毎分305㍍、最大紙幅1524㍉(今回導入するモデルは1067㍉)に対応するデジタル製本ラインで、輪転タイプのデジタル印刷機にインライン接続し、断裁、折り、丁合を全自動で行い、最高毎時4000冊のブックブロックを生産できるモデル。

また「アレグロ・デジタル」は、世界初のモーションコントロール(各ユニットの可動部がサーボモーターで単独駆動した上で全体を同期制御する)技術を採用した全自動無線綴じ機「アレグロ」に、デジタル印刷対応の「タッチレスワークフロー」機能を搭載した最新モデル。

「シグマライン2」で製作されたブックブロックのバーコードを読み取り、製本工程を全自動切り替えしながら高速で製本仕上げを行い、高効率の小ロット生産を実現する。

 

「HP PageWide Web Press T490HD」は、大量印刷を短納期で制作できるので、小ロットから大量印刷までさまざまなニーズに応えることができるモデル。

最大1067㍉までの用紙幅に対応し、毎分最大305㍍の両面印刷が可能。新たに高精細ノズルアーキテクチャを採用し、従来のインクジェットと比較して大幅な生産性と印刷品質の向上を実現するとともに、より鮮明な文字や微細な線、滑らかなグレーの発色やグラデーション、効果的なハイライトや細かな陰影を再現することを可能にしている。

 

 

 

 

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