2016年09月06日

 

9月印刷の月ロゴ

9月印刷の月ロゴ

印刷産業の役割を一般社会にアピールし、業界内の意識高揚を図るために定められた印刷啓蒙月間である9月がスタートした。日本印刷産業連合会(山田雅義会長)は、9月14日に東京・千代田区紀尾井町のホテルニューオータニ東京・本館「鶴の間」で「2016年9月印刷の月 講演会・記念式典・懇親会」を挙行する。会員団体でも印刷工業会(山田雅義会長)が8月24日に日本印刷会館2階会議室でシドニーオリンピック銅メダリストの田中雅美氏を講師に招いて協賛特別講演会を開いたほか、全日本製本工業組合連合会(大野亮裕会長)が9月24日に東京・文京区の東京ドームホテルで「全製工連創立60周年記念 全国大会(東京大会)」を開催するなど、各地・各業界で印刷の業界と文化を盛り上げる行事を展開する。

 
9月を「印刷の月」と定めているのは、「日本活字の父」といわれる本木昌造(1824~1875)の命日(9月3日)にちなんでのこと。全日本印刷工業組合連合会が9月1日から7日までを「印刷週間」と定め、普及啓蒙活動を行っていたものを、日本印刷産業連合会が昭和61年(1986年)に1カ月に拡大して「印刷月間」とし、2000年に名称を「印刷の月」に変更した。期間内に日印産連の統一記念行事として式典、懇親会、講演会などを開催、あわせて会員団体の全国大会や対外PRイベントを極力集中させ、会員10団体の総力を結集して一般社会への印刷産業の周知・PRに取り組むこととしている。

 
14日の「2016年9月印刷の月 講演会・記念式典・懇親会」は、午後3時30分から講演会、4時30分から記念式典、6時から懇親会。会場は本館「鶴の間」。
講演会では、日本製紙㈱専務執行役員の佐藤信一氏が「紙をつなぐ――石巻工場復興の取り組み」(仮題)の演題で講演する。記念式典では日印産連表彰(印刷功労賞・印刷振興賞・特別賞)と第15回印刷産業環境優良工場表彰を行う。

 

初のSR報告書発行

日印産連は昨年、設立30周年を迎え、従来の活動や組織、予算などを抜本的に見直し、役割や活動テーマを再構築する「グランドデザイン」を策定し、印刷産業がこれまで以上に高い社会的責任を果たすための活動に集中していくこととした。
 

活動2年目となる今年度は、「グランドデザイン深耕年」と位置付け、印刷産業への理解を促進してもらうため情報発信の強化に取り組んでおり、「印刷の月」のロゴを作成したほか、ホームページをリニューアルした。
さらに、業界団体として初めて『社会責任報告書(SRレポート2016)』(A4・32ページ)を発行した。9月の印刷の月に配布するほか、10団体、協賛企業および国公立図書館、学校付属図書館、学校就職課など約2300カ所への配布を計画している。

 

同報告書は印刷産業に関わりのあるすべてのステークホルダーに対し、業界全体のSR(社会的責任)を理解してもらうことを目的とし、印刷産業界として2015年度に取り組んだ活動を日印産連が取りまとめたもので、次年度以降も継続して発行していく予定。同報告書は、昨年、日印産連が参加表明した国連グローバル・コンパクトへの報告ツールとしての役割も担っている。

 

 

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