2016年08月30日

凸版印刷は、2016年8月30日からソフトバンク・テクノロジーのWebフォントサービス「FONTPLUS」に、凸版文久体全書体をライセンス提供。これにより、FONTPLUSを導入するWebサイトでは、読みやすく、日本語の美しさと言葉が生み出す意味が伝わりやすい書体、「凸版文久体」が利用可能になる。

 

凸版印刷は、「築地体」を源流として誕生した凸版印刷のオリジナル書体を改刻し、将来の印刷と表示用書体の方向性を見据えた「次世代を支える書体」として、「凸版文久体」を2013年から開発、提供している。

 

情報流通基盤の進展図る

 

Webのテキスト表示は、閲覧端末に搭載のフォントを使用するため、利用者は印刷物などに比べて乏しい書体環境で情報閲覧を行っている。また、搭載フォントのみの表現力を補うため、Webサイトのタイトルや見出しなどのテキストを、画像として掲載することも多くある。しかし、SEO(検索エンジン最適化)や、テキスト読み上げなどのアクセシビリティーの観点からも課題があった。

 
Webフォントサービス「FONTPLUS」は、表示に必要な文字だけをインターネット配信し、指定書体で閲覧端末に表示するサービス。端末にはフォントのインストールが不要で、さまざまな環境で、Webデザイナーが指定した同じ書体での表示が可能になる。また、テキストの画像掲載も不要になるため、SEOやアクセシビリティー対策なども容易になる。

 
凸版印刷は、凸版文久体をSBTのWebフォントサービス「FONTPLUS」にライセンス提供することによって、Webメディアでも読みやすく、情報が伝わりやすい表現を支援し、情報流通基盤のさらなる進展に貢献していく。

 

■ 凸版文久体の特徴

(1)すっきりした親しみあるデザインで読みやすさを実現
凸版文久体は、小さな文字でも読みやすく、はっきりした形が特長。線がはなれている仮名の「さ」や「き」の文字をはじめ、すっきりした漢字のデザインなどには、私たちが日ごろ手で書く文字の形に近い、親しみやすさを保ちながら、見やすさと読みやすさを演出。

(2)ゴシック体は横組みでの読みやすさを追求
凸版文久ゴシックは、横組みの可読性を第一に考えてデザインされた書体。横組みでの自然な筆の運びを意識した抑揚のあるデザインが、読むリズムを演出し、長い文章でも心地よく読み進めることができる。特に使用頻度の高い仮名には、筆の入りのでっぱりを明朝体と同じように左側につけ、自然で読みやすい文字の流れを実現した。Webサイトのような横組みでの情報表現にも最適。

(3)漢字、かな、英数字、記号が混ざった文章でも整う設計
日本語の文章には漢字、ひらがな、カタカナ、数字、英字、記号、約物と、いろいろな種類の文字が含まれている。凸版文久体は文章にどのような文字がはいっても、文字サイズや位置を調整することなく、そのままでも美しく仕上がるようにデザインが整理されている。
 
 

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