2016年08月01日

左から浅野晋作、木本和伸、浅野健

左から浅野晋作社長、木本和伸社長、浅野健会長

㈱金羊社(東京・大田区、浅野晋作社長)と㈱きもと(東京・渋谷区、木本和伸社長)は6月22日、東京・大田区の金羊社本社で「コミュニケーションデザインセミナー」を開催し、会社内・工場内でのヒューマンコミュニケーションの活性化「co―de」について、両社の事例を交えながら説明した。

 

開催にあたり、浅野健金羊社会長はコミュニケーションデザインについて次のように述べた。

 

「インフォメーションが一方通行の情報発信になるのに対し、コミュニケーションは双方向に発信していくもの。また、デザインは今までの有り方や問題を再考する手段である。今日の話を聞き、明日から自社や自工場のコミュニケーションに生かしてもらえれば幸いである」

 

ワークスタイル改革の一環

 

企業の取り組みについては、まず初めにきもとの木本和伸社長と鹿野祐一氏(営業本部)が説明。

 

きもとはコミュニケーションデザインに対しては2009年から、在宅モバイルワークやフレックスなどを推進する「ワークスタイル改革」の一環として取り組みを始めた。

 

情報に気付かせる環境作りでは、「ビジョン(デジタルサイネージ)」を設置。業務や忘年会などの社内情報、地域のイベント情報等を違う勤務時間帯の人や複数の拠点にも拡散することで、昼勤から夜勤への申し送りミスなどがなくなり、コミュニケーションの活性化、現場力の向上に繋がった。

 

そしてこのたび、同社のビジョンに共感した金羊社と共同で、コミュニケーションデザインへの取り組みを再整理したものが「co―de」となる。

 

事故件数・金額が3分の1に

 

コミュニケーションデザインの重要性を学んだ

コミュニケーションデザインの重要性を学んだ

金羊社では社員・部署間のコミュニケーションを円滑にすることを目的に、3年前からメッセージ委員会を設立。①CuraVision(デジタルサイネージ)による情報共有②miniVoice(ペーパー型社内報)の発行③VOICE(冊子型社内報)の発行により、情報の共有を推進した。

 

その結果、メッセージ委員会設立前(2001~2012年)と設立後(2013~2015年)の事故件数と事故金額の平均値が共に約3分の1に低下した。

 

浅野社長は「私が自社の御殿場工場(静岡県)に行ったときに感じたのは、同じ敷地内の工場でも、製造と加工ではコミュニケーションが取れておらず、東京の本社にいたってはまるで別会社のような扱いだった」と振り返り、「メッセージ委員会の取り組みで自社の情報を全社に流していくことで、ボタンの掛け違いが減り、また仲間意識も高まり、仕事に好影響を与えた。コミュニケーションは経営の品質を高める近道ではないか」と呼びかけた。

 

 

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