2016年08月01日

大日本印刷(DNP)、米国Digimarc Corporation(デジマーク社)、サトー、MONICの4社は、デジマーク社の電子透かし技術であるDigimarc Barcodeを活用した “未来のお買いもの”に関する研究会を発足し、日本での市場の立ち上げを目指すための協業を開始する。

 

目に見えない電子透かしのDigimarc Barcodeを商品パッケージ全体に埋め込むことで、パッケージのデザインを損なうことなくレジでの精算時のバーコードの読み取り作業の時間を、従来より格段に速めることができる。4社は、流通小売企業や食品・日用品メーカー、POSレジメーカーなど、広く研究会への参加を呼びかけると共に、市場への普及に向けた活動を推進していく。

 
国内では近年、少子高齢化にともなう商圏の人口構成の変化や、情報通信技術(ICT)の進化などによって生活者のライフスタイルや購買行動が変わってきている。流通小売の現場では、生活者の多様なニーズに対応した製品・サービスの充実、店舗やネットなどのあらゆる顧客接点を活用するオムニチャネル化への対応、他店との差別化などが求められる一方で、レジオペレーターをはじめとする店舗の人員不足や人件費の高騰などが課題となっている。

 
今回4社は、Digimarc Barcodeを活用して、商品パッケージ全体にGS1識別コードGTINを埋め込むことにより、レジで商品価格を読み取る作業の速度を格段にあげ、レジオペレーターの人数と人件費の削減およびCS(顧客満足)の向上につながる、“未来のお買いもの”の姿を探っていく。

 
また、Digimarc Barcodeとスマートフォンを活用して、流通小売企業や食品・日用品メーカーと生活者の新しいコミュニケーション手法の検討なども行う。

 
デジマーク社がライセンスを保有する電子透かしの技術で、任意の情報をGS1識別コードGTINとして、パッケージやシール、ラベル等に目に見えないように埋め込むことができる。パッケージ全体にDigimarc Barcodeを入れることにより、どこからでもコードを読み取ることができ、通常1箇所に印刷される既存のバーコード等の読み取り作業と比べて、高速かつ確実に情報を読み取ることができる。

 
Digimarc Barcodeの導入は、既存のPOSレジや業務用ハンディスキャナー、スマートフォンへ専用ソフトウェアを組み込むことで、商品パッケージに埋め込まれたDigimarc Barcodeを容易に読み取ることができる。

 

 

【Digimarc Barcodeを活用したソリューション例】
●レジでの価格の読み取り速度を従来より格段にアップ
パッケージ全体にDigimarc Barcodeを埋め込むことで、レジでの精算スピードを従来のバーコードと比較して格段に速めることができる。Digimarc Barcodeは目に見えない状態で埋め込むことができるため、パッケージのデザインを損ねることはない。
●生活者と企業との新しいコミュニケーションを実現
生活者のスマートフォンに専用ソフトウェアを組み込むことで、パッケージに埋め込まれたDigimarc Barcodeの内容を読み取ることができる。これまでパッケージのスペースの制約によって掲載できなかった各種情報も生活者がスマートフォンで確認できるため、新商品やキャンペーン情報の詳細など、メーカーと生活者のダイレクトなコミュニケーションにつなげることができる。流通小売企業が顧客を囲い込むためのクーポン発行などのインセンティブにも利用可能。

 

○電子透かし技術 : 画像・音声・動画等のデータに目に見えたり耳に聞こえたりしない任意の情報を埋め込む技術。

 

○ GS1識別コードGTIN(Global Trade Item Number) : 国際標準の流通システムを推進する機関GS1が定める国際標準の商品識別コードの総称で、JANコードなどが含まれる。

PAGE TOP