2016年07月19日

imagePROGRAF PRO-4000(右)/PRO-2000

imagePROGRAF PRO-4000(右)/PRO-2000

キヤノン㈱(本社・東京都大田区、真栄田雅也社長)は7月14日、同社本社で大判インクジェットプリンターの新シリーズ「imagePROGRAF PRO」に関する技術説明会を開催した。

 

「imagePROGRAF PRO」シリーズは、インクジェット印刷において重要なインク/プリントヘッド/画像処理エンジンといったコア技術を刷新して高画質プリントを実現したモデルで、同社製カメラ用交換レンズ群の中でも最高水準の性能を持つ製品にだけあしらわれている、最高クラスを象徴するレッドラインが本体に施されている。

今年2月にプロフォトグラファー向けで卓上タイプのA2判対応12色機「imagePROGRAF PRO-1000」を発売開始したのを皮切りに、6月からは、▽60インチ対応8色機「imagePROGRAF PRO-6000S」、▽B0ノビ対応12色機「imagePROGRAF PRO-4000」、▽B0ノビ対応8色機「imagePROGRAF PRO-4000S」、▽A1ノビ対応12色機「imagePROGRAF PRO-2000」--の4機種の大判インクジェットプリンターもラインナップに加わった。

 

渡部育朋統括部門長

渡部育朋統括部門長

会の冒頭、あいさつに立った同社インクジェット事業本部インクジェット開発統括部門の渡部育朋統括部門長は「当社のプリントヘッドで採用しているサーマルインクジェット方式は、多くの競合メーカーが採用するピエゾ方式と比べ、同じインク量を100分の1の体積のヘッドから吐出できるので、ノズルを高密度で並べることが可能となる。そして、新たに開発したプリントヘッドと“imagePROGRAF PRO”シリーズについては、デバイスだけでなく光学・精密機器に長ける当社の強みを活かし、プリントされた出力物の光としての見え方にこだわった。画像を光の観点で捉えた超高精度なメカトロニクスをもって、開発陣が総力を挙げて実現した製品となっている」と述べた。

 

技術面での進化について、新規色材を採用した12色インクによる色域および暗部の表現力が向上しているほか、クリアニスのような効果を持つクロマオプティマイザーインクコートを施すことで光反射が均一化し、光沢性・写像性が向上し、透明感のある鮮やかな表現を可能としている。

そのほか、大容量の画像データの高速処理が可能な新画像処理エンジン、プラグイン画像処理ソフトによる同社製レンズ交換式カメラとの連携強化、従来機種に比べてノズル数が1.5倍に増加した新プリントヘッド、インクの着弾精度を高める高強度フレームや用紙搬送技術について紹介された。

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