2016年06月15日

40回目の開催となる「JP2016情報・印刷産業展」(JP展)は、6月23日から25日までの3日間、インテックス大阪5号館を会場に、86社・235小間(5月17日現在)の規模で開かれる。主催はJP産業展協会(西井幾雄会長)。5月31日から6月10日まで開かれた「drupa2016」を考慮して、drupa終了後の開催となった。

 

大阪府・大阪市・大阪商工会議所・大阪府中小企業団体中央会・全日本印刷工業組合連合会・日本製紙連合会・日本洋紙板紙卸商業組合・公益法人日本グラフィックデザイナー協会が後援。公益社団法人日本印刷技術協会・大阪印刷関連団体協議会、特定非営利活動法人販促AR推進機構、大阪府ものづくり振興協会が協力している。

 

「JP2016情報・印刷機材展」の開催テーマは「印刷とスマホで築く豊かな生活環境」。地場産業印刷の活力を地域活性化に結び付けるジョイント策として印刷業界と発注者クライアントとで具体化していく意思を外部に示すのが狙い。

 

 

同時に業界内部のテーマとしては、「付加価値づくり」を昨年に続いて継承。

開催コンセプトの根底にある「中小印刷企業の明日の確立」に、「付加価値による企業文化の定着」の道筋を新たに加えて、マス大量固定化情報としての印刷物のあり方を①印刷製品に企画アイデアで付加価値をつけるコラボ技術②生産設備や使い方に付加価値を提供する開発メーカー技術、展示エリアを整理充実させていく。

 

印刷技術にはIT産業をはじめ、多くの業種、文化が参加している。それぞれの技術概念を取り込むことで印刷は普遍的になる。
デジタル時代の日常性に即応した印刷の方向として、JP展では印刷「コンテンツ」とIT関連技術でデジタル対応ハイブリッド媒体とする形を整理して関連企業の協力を得て公開実演することになる。

 

このエリアをマス固定化媒体からパーソナル対応媒体へ変化する未来の印刷「新たな印刷の価値」へ続く中間ステップと位置づけると同時に、JP主催者イベントや出展社協力のもとに身近に迫る「パーソナライズソリューション」の現況を考察する場を提供していくことを目指す。

 

■基盤造り・付加価値
印刷製品に企画アイデアで付加価値をつけるコラボレーション企業。生産設備や使い方に付加価値を提供する開発メーカー。
■IT戦略
印刷コンテンツとIT技術でデジタル対応価値を作り出すWeb展開企業。
■未来価値
「新たな印刷の価値」を考察するパーソナライズソリューション。
■世界動向
「drupa報告会」世界で展開される技術トレンドを提供。

 

【「印刷付加価値博」コンテスト】
髙精細印刷、RGB印刷、ニス加工印刷、手作業を含む後加工技術に、香りや光の変化で変わって見えるインクや用紙の使用、工夫された封筒やフィルム製品、異業種で使うツールや機器を利用したアイデアや原稿作りなど数えきれない技術や製品が誕生しており、すでに製品となっている付加製品をコラボの形で共有化することも可能になっている。

 

今回から会場内で付加価値づくりの成果となる印刷製品や加工製品、付加価値を生み出す機器やソフトなどを特設展示する「印刷付加価値博」のコーナーを設け、来場者が関心を持った3製品を投票し、その投票結果から上位6社を会期最終日に会場内で表彰する企画を実施する。

 

【バリアブルARラリー】
JP展では昨年から印刷にできる新たなマーケティング手法を創造することを目的として、オフ輪バリアブル印刷を活用した公開実証を試みている。
 

印刷物とデジタル機能の融合、あるいは紙媒体とスマートフォンの融合をテーマに、商業オフ輪にバリアブルインクジェットヘッドを搭載した設備を持つ高速オフセットの協力を得て、新聞紙面上で実証を試みているが、機材展来場者と出展各企業を組み合わせる形でバリアブル販促機能を、ITマーケティング機能を求める現状の「印刷市場に適合する仕組みづくり」として、2年目に当たる今回のJP展開催に合わせて、さらに進化した仕組みを公開実証する。

 

今年のJP展では、その進化形として、スターティアラボが実施するAR販促技術を加えて「出展社が独自に企画するキャンペーンの告知情報」テキストとURLでスマホに返す、PUSH方式の「バリアブルARラリー」としてチャレンジする。

 

バリアブル表示によって表示される社名は、新聞を受け取る人の意思を反映したものにはならないが、前回のアナログ形式の集客からARを加えたスマホマーケティングに歩を進めた企画になっている。

 

スマホの画面上に直接通知が表示されるため、通常のDMに比べて見てもらえる確率が格段と上がる事実を出展各社がどのように利用するか、出展各社の理解と対応が求められるなど極めてチャレンジ性の高い企画となっている。

 

【drupa2016報告会】
「未来の印刷を考える場」として、5月31日から6月10日まで開催された「drupa2016」で公開されたトレンド情報について、drupa出展企業の協力を得て、3日間にわたり基調講演を通して学ぶセミナーを無料開催する。

 

 

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