2016年06月02日

富士フイルムグローバルグラフィックシステムズ(真茅久則社長)は、6月1日にdrupa2016会場内のコングレス・センター・デュッセルドルフ(CCD)で開いた記者会見で、オフセット印刷向け省資源ソリューション「FUJIFILM SUPERIA」の新たなラインアップとして、完全無処理サーマルCTPプレート「SUPERIA ZD」を、drupa 2016以降、ワールドワイドで順次、販売開始することを明らかにした。
「SUPERIA ZD」は、同社の最新のプレート技術を複合的に投入することにより、現行の完全無処理サーマルCTPプレート「SUPERIA ZP」で定評のある機上現像と印刷安定性を維持しつつ、ロングラン印刷適性やUV印刷適性も兼ね備えている。

 

同社は今後、同製品を 、品質・生産性・環境性・安定性を高いレベルで兼ね備えた“ オフセ ット用CTPの究極形 ”として、世界各地へ販売を広げていく。

 

新技術の複合投入でUV・ロングラン用途に対応

 

『SUPERIA ZD』は、最新の支持体表面処理技術「MGZ(Multi Grain Z)」に加え、UVインクに対応するための「HDN(Hyper Dimension Networking)」技術の搭載により、耐刷性が向上。さらに、「s-HDS(superHydroDiscrimination Surface)」技術の採用により非画像部界面の保水性能を最適化することで、一層の汚れにくさ、水幅の拡大を実現。これら3つの技術の相乗効果により、次のようなメリットを提供する。

 

①ロングラン印刷でも安心

実績ある支持体表面処理技術『MGV』を発展させた新たな砂目構造『MGZ 』を採用することで、支持体と画像部感光層との密着性が高まり、耐刷性と同時に「水/インキバランスのとりやすさ 」も向上 。輪転機によるロングラン印刷のような過酷な環境でも安心して使用できる。

 

②無処理+UVによる新たな高付加価値印刷が実現

UV印刷での耐刷性を高めるため、新開発の超高速ラジカル重合技術を採用し、光エネルギーが有効に使われるようにさせることで 、より高密度なネットワーク(HDN)の生成が可能になった。

この独自の「高密度ネットワーク(HDN )技術」によって、UVインキや印刷関連薬品に対する「画像部の耐性」が一段とアップ。需要が高まるUV印刷においても、完全無処理プレートの活用が可能になり、環境対応と高付加価値化の両立が実現する。

 

③刷り出し性・品質安定性が向上

非画像部界面の保水性能を最適化する「s-HDS技術」の投入によって、非画像部の親水性が向上し、水幅が拡大され、汚れにくさを良好に保つ。機上現像性と、優れた「水/インキバランス性能」により、刷り出しから安定した品質が得られる。

 

 

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