2016年06月09日

コダックは、耐刷力にすぐれたUV印刷向けプロセスフリープレートなど、オフセットプレートでの技術革新を示した。

今回、同社が発表した「Kodak Sonora UVプロセスフリープレート」は、新しい省電力UV印刷機を含めたUV印刷において、ほかのプロセスフリープレートを上回る耐刷性能を実現した新製品。

技術面では、日本限定で昨秋から発売して成功を収めている「Sonora XJプロセスフリープレート」の技術を継承しつつ、視認・検版性のさらなる向上を図るとともに、CTPからの出力スピードが通常のプレートよりも遅くならないようになっており、商業印刷・パッケージ印刷会社で導入が進むUV印刷アプリケーションの厳しい要求にも応えられる。

 

また、印刷現場での条件変動の緩和や印刷性能の向上を目的とした新しい印刷機関連のケミカル製品「Kodak Aqua-Imageプレスルームケミカル」も出展。

製品構成は、洗浄液、プレートクリーナー、インキローラーメンテナンスクリーナー、ストレージガムなど20品目以上が含まれている。

 

Trendsetter Q800プレートセッター

Trendsetter Q800プレートセッター

CTPについては、「Trendsetter Q400/800プレートセッター」向けの超高速イメージングテクノロジー「Wスピード」を紹介した。

「Kodak Sonora XPプレート」を使用した場合、生産性は菊全サイズで毎時68版、菊半サイズで毎時75版と大幅に向上し、世界最速のプロセスフリーCTPになるとともに、自動現像機や処理薬品が不要なため、よりコンパクトで効率的、より早い刷版工程を実現できる。

また、セキュリティ印刷やレンチキュラー印刷および美術印刷を中心とした高解像度出力への需要増にも応え、「Trendsetter」シリーズ向けに4800dpiおよび5080dpiオプションを用意。

これにより、微細な地模様や幅が変化する波線の出力、あるいは肉眼では識別できないマイクロプリンティングへの対応が可能になる。

さらに、「Kodak Trendsetter/Achieve」CTPファミリーを補完する自動化オプションも発表。

新開発のマルチカセットユニット(MCU)は120版収納のカセット4段へのオンラインアクセスが可能で、合計480版をマニュアル操作なしで出力することができる。

 

 

 

次世代のインクジェットテクノロジープラットフォーム「Kodak ULTRASTREAMインクジェットテクノロジー」を世界初公開した。

「Kodak ULTRASTREAMインクジェットテクノロジー」の主なターゲットは超高画質を志向するアプリケーションで、各種の用紙やフィルムに最高毎分150㍍の速度で600×1800dpiの高精細印刷が行え、パッケージやナローウェブラベルといった条件の厳しい用途にも対応する。

プリントヘッドはモジュラー型なので、用途に合わせて約20㌢㍍から246㌢㍍までの幅で実装が可能。

展示では、「ULTRASTREAM」(8インチヘッド)をラベルや小サイズ印刷向けのナローウェブ印刷機に搭載し、さらにきめ細かいインクドロップ、卓越した着弾精度、柔軟な用紙対応によって実現される高精細出力を披露した。

 

Kodak Prosper6000Cプレス

Kodak Prosper6000Cプレス

また、毎分300㍍の印刷速度を誇る「Kodak Prosper6000Cプレス」のデモも行われた。

数種のインラインフィニッシングソリューションと連携させ、軽量コート紙への雑誌・カタログ印刷および各種の商業印刷アプリケーションという2部構成でデモを実施した。

 

さらに、フレキソ・グラビア・オフセット印刷会社向けに、ナローウェブで軟包装フィルムへの印刷を実現する「Extended Gamut+Varnish(XGV)テクノロジー」のデモも行った。

環境に優しい水性インクと軟包装フィルム印刷に不可欠なボンディング剤が使用し、「Kodak Prosper Sシリーズプリンティングシステム」で軟包装フィルムに7色(C、M、Y、K、オレンジ、緑、紫)での拡張色域印刷および水性デジタルバーニッシュの印刷を行った。

 

展示ブース内にマンションの一室を模した展示ルーム「This is Inkjet! Loft」では、「Kodak Streamインクジェットテクノロジー」を室内装飾や看板などのワイドフォーマット印刷に応用し、その室内のラミネート床材、食器棚、調理台、家具、壁紙、ナプキンなどを製作している。

 

 

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