㈱リコー(本社・東京都中央区、三浦善司社長)は、薄膜ピエゾアクチュエーターを搭載した産業用インクジェットヘッドを開発した。
新開発したインクジェットヘッドは、インク流路を分離することで、1ヘッドで4色のインクの吐出が可能とするもの。
ゾルゲル法を利用して製造した高い剛性を持つアクチュエーターによって駆動し、従来品同様のマルチドロップ制御を可能にしている。
また、同社のMEMS技術を活用した独自の高集積設計により、320×4列の1280ノズルを搭載。
300dpi/列の千鳥配置の構成により、最大600dpiの高精細印刷を実現する。
なお、この産業用インクジェットヘッドは、drupa2016で参考出品される。