2016年05月20日

KBA(ホール16・スタンドC47)は、「KBA4.0」という新たなブランドを掲げ、3000平方㍍という広大なスペースのブースで出展する。

「Add more KBA to your day」というスローガンの下、商業印刷、書籍印刷、新聞印刷、パッケージ印刷、紙幣印刷、金属印刷、コーディング印刷、ガラス印刷をはじめとした、世界中の人々が日常生活を送る上で身近に触れている印刷製品をよりいっそう豊かなものにすべく、オフセット印刷、フレキソ印刷、デジタル印刷、後加工機などにおける革新的なソリューションを披露する。

KBAジャパン㈱は5月9日に東京・中央のロイヤルパークホテル内で記者懇談会を開き、その詳細を明らかにした。

 

ケネス・ハンセン社長

ケネス・ハンセン社長

会の冒頭、KBAジャパンのケネス・ハンセン社長は、「今回、印刷業における第4次産業革命/インダストリー4・0を具現化するためのKBAグループとしてのアプローチとなる“KBA4・0”を示す。たとえば、これまでは1ジョブが終了すると印刷機がMISにその旨を伝えていたが、KBA4・0ではジョブ中のすべての過程やようすがオンタイムで中央制御システムに送られ、リアルタイムで生産状況が確認できる。あらゆるデータのやり取りを機械同士で行うので、KBAブース内では機械同士が蜘蛛の巣のようなネットワークとなっており、オンタイムでデータ更新がされてすべての状況を一目で確認できるシステムを見せる。また、そのような生産・運用状況を把握できるシステムを応用し、リモートメンテナンスのシステムを進化させた、高稼働率と安定性を維持する新しいカスタマーサービスの全容も披露する」とKBAブースの見どころについて説明した。

 

機械製品については、▽菊倍判6色コーター付枚葉オフセット印刷機「Rapida145-6+L FAPC ALV3+SPS-logistics」、▽菊全判LED-UV搭載8色コーター付枚葉オフセット印刷機「Rapida106-8+L SW4 SPC ALV2withLED-UV dryer」、▽菊半裁5色コーター付枚葉オフセット印刷機「Rapida75PRO-5+L ALV3」、▽ロータリーダイカッター「Rapida RDC106-3」、▽輪転式デジタルインクジェット印刷機「RotaJET77」、▽KBA-Flexotecnica製の輪転式フレキソ印刷機「NEO XD LR」、▽コールドフォイルフィニッシングシステム「Rapida105PRO-6+L ALV2 Vinfoil Optima」--の7機種を出展する。

 

 

主な出展機の概要は次のとおり。

VLF機でのダブルデリバリーは世界初。不良品排出以外での活用法も紹介する予定

VLF機のダブルデリバリーは世界初。不良品排出以外の活用法も紹介する予定

【Rapida145-6+L】

ニスコーター付6色印刷機にトリプル延長デリバリーという構成で、全長30㍍を超える菊倍判印刷機。

今回のdrupa2016で展示されるオフセット枚葉印刷機で最大のもので、唯一のVLF機となる。

最高印刷速度は毎時1万8000回転で、VLF機としては初となるダブルデリバリーやパレットロジスティックシステムなども備えている。

 

【Rapida106-8+L】

最高印刷速度毎時2万回転を誇る、世界最高速の枚葉オフセット印刷機。

ニスコーター付両面兼用8色機にダブル延長デリバリーとLED-UV乾燥装置という構成で表裏4色印刷を行う。

印刷速度が世界一であるだけではなく、1ボタンだけでのジョブチェンジ、さらにはサーボモーターで各印刷ユニットを独立して直接駆動させることで刷版交換と同時に各種洗浄作業もできるのでジョブ替え時間の極小化が図れる。

しかもLED-UVによる即乾性により次工程へすぐに仕事を回せるため実生産能力も極めて高い。

 

Rapida106-8+L SW4 SPC ALV2 with LED-UV dryer

Rapida106-8+L SW4 SPC ALV2 with LED-UV dryer

【Rapida RDC106-3】

菊全判枚葉オフセット印刷機「Rapida106」のフレームをベースとしたロータリーダイカッター。

毎時1万4000回転の処理能力を持ち、単体のオフライン機としてだけでなく、枚葉オフセット印刷機のユニットとしてインライン化することもできる。

 

【NEO XD LR】

KBA-Flexotecnica製の輪転式フレキソ印刷機。共通圧胴(CI)方式の8色機で、低マイグレーションの水性インキでフィルム基材への印刷を行う。

LED-UVやEB乾燥装置の搭載、また12色までのアップグレードにも対応する。

最大印刷幅は1650㍉で、最高速度は毎分500㍍。

 

【Rapida RSP106】

菊全判枚葉オフセット印刷機「Rapida106」のフレームをベースとしたロータリースクリーン印刷機。

これもロータリーダイカッターと同様、単体の印刷機としてだけでなく、枚葉オフセット印刷機にユニットを組み込んでハイブリッド印刷ができるような仕様にもできるほか、ダイカッターとスクリーン印刷の両方を組み込むこともできる。

drupa2016会場では展示されず、6月2日と9日に、会場近郊にあるユーザー企業を訪問するツアーを催行する。

 

【カスタマーサービス】

KBA製の印刷機には1台に数十もの計測点が設けられており、KBA社のサービス部門はリアルタイムに世界中で稼働している各印刷機の運用状況を把握できるようになっている。

そのデータを活用し、最近の自動車に搭載されているオンボードのコンピュータのように、サービス時期の到来や点検、メンテナンスのタイミングの通知、更新のおすすめといった情報をユーザーへ配信し、事故発生の予防・回避や稼働状況の分析とさらなる稼働効率化策の提案などを行い、高レベルでの印刷機の稼働率と生産安定性の実現を支援する新カスタマーサービス「サービスセレクト」を紹介する。

 

 

PAGE TOP