2016年05月09日

熊本地震発生から3週間が経過した。これまでに熊本県で起きた震度1以上の地震の回数は1200回を超え、いまだに1万8000人超が避難生活を余儀なくされているという。少しずつ復旧の足音が聞こえはじめているとはいえ、まだまだ、さきゆき不透明な状況である。

 
一方、熊本県や大分県では、工場の損壊や印刷機の位置ズレ、損傷などの被害を受けた印刷業者が少なくない。また対策本部を立ち上げ、復旧作業に協力したり、義援金、救援物資支援などでサポートする印刷関連メーカーもある。

 

こうした中、全日本印刷工業組合連合会、日本グラフィックサービス工業会はじめ印刷関係団体などが被災地の組合員支援のために、義援金募集を開始するなど、印刷同関連業界の支援の輪も広がっている。

 

地震や水害は、起きてから対応するのでは手遅れ。災害に遭遇した場合の対策は、つね日頃から心がけておきたい。

 

 

地震発生時のメンテナンス

 
イザという時の参考に、㈱小森コーポレーションが提唱している「地震発生時におけるメンテナンスのポイント」から、要点を抜粋・紹介する。

 

◆地震発生時の注意点
①地震が発生した時は、ただちに急停止または停止ボタンを押して、印刷機械を止める。
②身の安全を考えて、安全な場所に避難する。
◆「KOMORI緊急災害対策本部」への連絡方法の優先順序
1番=緑・グレーの公衆電話が比較的使用できるケースが高いといわれている。
2番=一般の常設電話。
3番=携帯電話(携帯電話は一番掛かりにくいといわれている。被災地域を離れた場所、または時間をずらしてかける)
◆地震後印刷開始時の注意点
①印刷機械の横ズレ、水平ライナーが、はずれていないか確認する。
②印刷機械上に落下物、粉じんなどがないか確認および清掃する。
③電気ケーブルなどに落下物による損傷、断線がないか確認する。
④印刷機械を手回しハンドルで回し(版胴・ゴム胴で2回転以上)、機械内に障害物がないか確認する。
⑤前記の項目をクリアの上で、寸動で数回スムーズに回るかどうか確認し、低速運転して主モーターの電流値(アンペア)異常がないか確認後、高速運転に入る。再び電流値を確認する。正常に回転することを確認したあと、初めて印刷を開始する。回転中の異音・振動・異臭・発熱などに注意する。

 

 

 

 

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