2016年04月27日

山岡景仁

山岡景仁理事長

平成28年4月1日付で厚生労働省の認可を受けて設立した印刷工業企業年金基金の第1回代議員会が4月19日、東京・新川の全印健保会館5階会議室で開かれ、初代理事長に山岡景仁氏(三美印刷㈱)を選任するとともに、基金運営体制を決めた。設立時の加入者数は85社約2600人。運用委託機関は三菱UFJ信託銀行㈱で、年金資産運用については、当面、理事会を資産運用委員会として承認を得る。

 
議事に先立ち、あいさつに立った代表清算人の盛庄吉理事長代行は「印刷工業企業年金基金は、4月1日付で厚生労働省から設立認可をいただいた。東京、大阪、中国地区から加入をいただき、また、本日の追加入申請分と合わせ85社約2600人の加入者でスタートすることになる。現在も加入の問い合わせが来ており、今後の加入増を確信している」と設立までの経緯を説明。

 
次いで、第1期代議員選挙等の結果を報告したのち、議案審議に入り、①第1期理事選挙について②理事会議決事項について③監事選挙について④諸規程の制定について⑤実施事業所の増加に伴う基金規約の一部変更について⑥平成28年度事業計画および予算案について⑦年金資産運用について――の7議案をいずれも原案通り承認した。

 
平成28年度事業計画の基本方針として、基金事業の円滑な運営と健全な発展を期するため、①事業所の編入促進により、加入者の増加を図る②資産の効率運用のため調査研究を行い、運用収益の確保を図る③総選挙の実施――の3施策を重点に推進していく。

 

そのうち、事業所の編入促進では、東京・大阪府・中国・中部印刷工業厚生年金基金ほか、印刷関連の厚生年金基金加入事業所を対象に説明会の開催・文書・訪問による個別勧奨に努める。

 
福祉施設事業として、広報誌『印刷基金だより』発行、編入勧奨パンフレット作成・配布、ホームページ公開などを行う。

 
平成28年度年金経理の掛け金等収入は2億1840万円を予定。

 
議事終了後、三菱UFJ信託銀行が確定給付企業年金制度における資産運用について「下方リスク抑制型バランス」を提案し、6月から運用する旨を説明した。

 
同商品は①「内外株式下落による損失回避」を最大の目的とする②「中期での絶対収益確保(年率2~3%)」を目指す。想定リスクは4%程度③複雑なデリバティブは行わず、伝統的4資産で構成するバランス型運用商品――が特徴。

 
就任あいさつで山岡初代理事長は「私は東京印刷工業厚生年金基金の制度検討委員長として、厚生年金基金のあり方を検討してきた。その中で基金が解散することは国の方針なのでやむなしとしても、このままでは中小企業が多い印刷業界の企業年金がなくなってしまうのではないか。このようなことから、これまでの事業主負担の範囲の中で可能な受け皿制度として、印刷工業企業年金基金を検討してきた。幸い、全国の印刷工業厚生年金基金からも、東京から企業年金を発足してほしいとの声をいただき、東京だけでなく大阪をはじめ全国規模の参加を得て、このほど、発足の運びとなった。公的年金給付は縮小していくことが避けられない中、初代理事長として、大変重責だが、精一杯努めたい」と抱負を述べた。

 
なお、次回の代議員会・理事会は来年1月に開く予定。

 
第1期理事および代議員は次の14人。任期は平成28年4月19日から平成31年4月18日までの3年。

 
▽理事長=山岡景仁(三美印刷㈱・選定)▽副理事長=岩田克彦(大同印刷㈱・選定)

▽常務理事・運用執行理事=髙井正章(東京印刷工業厚生年金基金・互選)

▽理事=岡信英(三晃印刷㈱・互選)、石井隆司(公益社団法人日本印刷技術協会・互選)、山口明義(山口証券印刷㈱・選定)

▽監事=佐野栄二(千代田オフセット㈱・選定)、石川仁(㈱研文社・互選)

▽代議員=日比野信也(日生印刷㈱・選定)、森定雄(㈱研文社・選定)、盛庄吉(東京印刷工業厚生年金基金・選定)、本田美幸(東京特殊印刷工業㈱・互選)、目黒信(富士精版印刷㈱・互選)、中郡久雄(三美印刷㈱・互選)

 

 

PAGE TOP