2016年04月20日

 

石田大成社京都本社ビル

石田大成社京都本社ビル

㈱石田大成社(本社・京都市中京区、阿部乙彦社長)は、今年5月5日に創業100周年を迎える。現在、記念式典や社史編纂、広報・PRなどの100周年プロジェクトを進めており、大きな節目を機に同社が標榜する「高付加価値総合情報サービス業」「グローバル・クロスメディア・カンパニー」としての地歩を固めたい考えだ。
石田大成社は、創業者の石田嘉十郎が大正5年に京都市中京区丸太町通小川西入の現京都本社所在地に前身の石田大成社印刷所を創設したのが始まり。同氏は合資商法会社(現・京都新聞社)で記者、広告マン、印刷工としての経験を積んだキャリアの持ち主。昭和4年には株式会社に改組し、自ら初代社長に就任した。同53年に㈱石田大成社に社名変更して、現在に至っている。
創業当初から京都発祥の老舗百貨店、大丸(現j・フロントリテイリング㈱)との取引があり、大丸の国内戦略に沿って事業拡大。昭和29年の大丸東京店オープンに合わせて東京出張所を開設したほか、大阪、福岡、札幌など主要拠点の多くは大丸百貨店の新店舗開店に合わせて設立された。
一方、戦後間もない昭和23年には、やがて世界的な自動車メーカーに飛躍するトヨタ自動車㈱との取引がスタート。オーナーズマニュアルや修理書などトヨタビジネス向けに名古屋営業所、名古屋工場などを整備。また、トヨタの世界戦略に合わせてアメリカ、ヨーロッパ、中国などに海外拠点を開設した。
印刷業としてスタートを切った同社は、大丸、トヨタなどの大手企業との取引をきっかけに編集・デザイン、翻訳、プロモーション、イベントなどの分野にも業容を拡大。クライアントニーズと時代の流れを先取りしてWebやスマホ、デジタルサイネージなどメディアの多様化にも対応した事業展開を図っている。
平成22年に阿部乙彦現社長が就任してからグローバル化、IT化の流れが加速。グローバル化対応では海外拠点の拡充・統合を推進、海外から訪日外国人を呼び込むインバウンド事業にも注力している。IT化推進では、デジタルサイネージやコンピュータグラフィックス(CG)の製作子会社を設立。
また、ITに対する社内理解や活用を進めるため、プレゼン用ソフトを搭載したタブレット端末の利用促進やITソリューション研修なども始めている。
新入社員研修、新任管理職研修など将来を担う人材に対する投資も積極的に推進、賞与や奨励金制度などを整備し、福利厚生制度も充実を図った。職場環境の改善や効率化のため、創業100周年事業と位置付けた多治見新オフィスの建設や既存オフィス・工場の整備、改修を進めた。
創業100周年を前に平成25年度決算で売上高が初めて200億円を突破、同26年度決算でも売上高が過去最高を更新した。現況は京都、東京の2本社に11オフィス、3工場、2ロジスティクスセンターの国内拠点と海外14拠点を擁し、従業員数は1218人(平成28年4月1日現在)に上ぼっている。
100周年を祝う記念式典は5月から6月にかけて京都、東京、名古屋、福岡の4拠点とロサンゼルス(米国)、バンコク(タイ)など海外4都市で開催される予定。

 

阿部乙彦

阿部乙彦社長

阿部社長は「100周年を機にITを活用し、コンテンツと情報アセットをマネジメントして内外に発信するインフォメーションデザインの新しい業種、業態を生み出したい。また、世の中のパラダイムシフトに合わせて、当社ビジネスも機敏にその変化に対応していかねばならない。人材への惜しみない投資と社内コミュニケーションを大切にし、社員が喜びを感じながら、生き生きと自律的に働けるようなすばらしい会社を社員と一緒につくっていきたい」と話している。

 

 

 

 

 

 

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