2016年04月13日

共同印刷㈱(藤森康彰社長)は、悪臭や腐食性のある酢酸ガスと湿気とを同時に吸収できる、酢酸プラス湿気吸収フィルムを開発した。主な用途は薬品、電子部品のパッケージや電子機器内のゲッター材など。用途に応じたカスタマイズが可能である。
4月6日から東京ビッグサイトで開かれた「高機能フィルム展~フィルムテックジャパン2016~」に参考出展した。

 
同社は、医薬品や電子部品、精密機器をはじめとする各業界へ、独自開発した高機能フィルムを多数提供している。ラインアップは、吸湿・吸着機能フィルム「モイストキャッチ」、酸素吸収フィルム「オキシキャッチ」、硫化水素ガス吸着フィルムなど多岐にわたる。

 
このほど開発した“酢酸プラス湿気吸収フィルム”は、2014年に発表した酢酸ガス吸着フィルムに湿気吸収機能を持たせたもの。同社独自の混練技術によって、機能の一体化に成功した。

 
薬品や電子機器の材料の中には、湿気に反応して酢酸を発生するものがある。酢酸は薬品の変質や電子機器内部の配線腐食などを引き起こし、性能の低下を招く。

 
酢酸プラス湿気吸収フィルムは、発生した酢酸はもちろん、湿気を吸収することで酢酸自体の発生を抑えることが可能だ。今後は、酢酸と湿気のダブル吸収で製品の品質をより確実に守る、酢酸プラス湿気吸収フィルムの実用化とともに、吸収可能なガスを拡大して高機能フィルムのさらなる拡充を図っていく。

 
酢酸プラス湿気吸収フィルムの主な特徴は、①1枚のフィルムで酢酸ガスと湿度を吸収するため、省スペース化が可能②湿気や酢酸ガスによる製品劣化を防止③吸着剤の投入不要。生産効率向上と、吸着剤の破損によるリスクを回避――など。

 

 

 

 

タグ:

PAGE TOP